1920年代末、上海で今や大手百貨店となった星華百貨を営む易興華(イー・シンホワ/リウ・ジュン)は、後継者問題に頭を抱えていた。唯一の息子が医学の道へ進んだため、母親が異なる3人の娘・鐘霊(ジョンリン/チン・ラン)、鐘玉(ジョンユー/ウー・ジンイエン)、鐘秀(ジョンシウ/ジャン・ナン)のうち、一人を跡継ぎに選ぶことにする。長女の鐘霊は、名家の淑女然とした上品で物静かな女性。次女の鐘玉は、母方の祖父がいるシンガポールに長く渡っていて、父親譲りの優秀な頭脳とセンスを持った女性。三女の鐘秀は現夫人との間に生まれ、語学堪能で音楽、舞踊、乗馬もたしなむ純粋なお嬢様。気質も性格も異なり、育った環境もまるっきり違う3人は、星華百貨の継承人となるため争う事になる。骨肉の争いを案じた易興華は、最終的な後継者を誰にするか選べずにいた…。