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黒い森 殺人事件のシネマのレビュー・感想・評価

黒い森 殺人事件(2022年製作のドラマ)
3.6
フランスとドイツの国境沿いの街が舞台のクライムサスペンス。日本語吹替版。全4話。

フランスドラマ『バルタザール』でバック警部役のエレーヌ・ドゥ・フジュロールが主人公。
交通事故に遭い、記憶を失ったため休職中の判事。

ドイツ側の黒い森と呼ばれる場所で多数の男性の遺体(他の共通点は性病持ち)が見つかる。

『ワルキューレ』はドイツ語呼びで北欧神話の女神の名前。最終話まで観て、なるほどねぇ~と思った💡

性別の定義が法律上曖昧にされ、公共のトイレ等の場所をさらに警戒しなくてはいけないな…と思っていたので、そもそもの犯罪現場がトイレというのが象徴的な気がした。こうなるよね…と。

日本だったら、こういう話ドラマにすらならないと思う。日本のドラマの主要な制作者側に女性が少ないのが丸わかり。

もっと面白く(と書くと語弊があるけれどフランスとドイツの違いが良くわからなかったので、端っこに小さくではなく、ババーン!とドイツのどこどこと表記したりして、流れを理解しやすくするなどの)作れそうな気がしたのが残念。

エレーヌ・ドゥ・フジュロール、『バルタザール』をシーズン3で降板しちゃって、バルタザールにうんざりしたのかな?と思ったり(苦笑)してた。

吹替だったからかな。会話もフランス語なのかドイツ語なのか英語なのかわからず。やっぱり字幕派なので吹替はどうも向かない。

フランスの性暴力の女性被害者のパーセント低い!と思った。
日本は痴漢も入れたらおそらく9割だよね。ほとんどが泣き寝入りかと。フランスもそうなのかな。日本では痴漢が多いから注意!と海外でも警告されているそう。ぶつかりおじさんも含めて欲しい。求む『ワルキューレ』!
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