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東京裁判のnori007のレビュー・感想・評価

東京裁判(2016年製作のドラマ)
4.0
世界的スターであるイルファン・カーンが日本のドラマに出てくれたことがとても嬉しい。
若くしてお亡くなりになられてしまったが、東京裁判でただひとり日本無罪論を展開してくれたパル判事を熱演されているのがまた嬉しい。

ドラマでは侵略の罪というのは戦争前には存在してない事後法でそれで裁くのは無理だ。がしかしそれを否定してしまうとニュルンベルク裁判の否定にもなってしまう。
こうして戦勝国代表判事たちは悩むのだがパル判事の意見によってみなの考えが変わっていく。しかし考えが変わっていたウェッブ裁判長を弱腰として本国へ返させるという暴挙。

ただ各国判事たちはそれなりに真剣に裁判をしようとしている事が伺える。

ただオレは思うのだ。そもそも黄色人種の土地を侵略しつくしたのが欧米列強である。有色人種の中で日本は唯一刃向かった国なのだ。
戦勝国を見てみても、ロシアは日本の敗戦に乗じて条約を破棄して北方領土を不法占領。インドネシアを支配していたオランダは戦後のこのこと再び現れたが、日本が残した兵器で戦って独立を成し得た。そこには残留日本兵も独立戦争に協力していたのだ。

平和に対する罪は、アメリカは民間人を機銃掃射、大空襲、さらには2つの原爆で大量虐殺。国際法では戦時であっても民間人を殺すことは違法である。

まあどう考えても欧米列強の方が極悪なのだが、勝ったものが正義なのだから仕方ない。

それよりもだ。日独は共産主義が最大の敵として南下を防いでいた。それを排除してしまったがためにユーラシアは真っ赤に染まり戦後の冷戦が勃発するわけだ。本当の敵がロシアと中共ということを見抜けなかったアメリカが一番アホであった。
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