生きるって、なんだろう。
死ぬって、なんだろう。
生きていたいと力強く願ったり、ただ生きていたり、死にたいけれど死ぬことができないから生きていたり。
生きることも死ぬことも、様々な理由や想いがあって、ひとそれぞれの人生がちゃんとそこにあることがつたわってくる。
つぎからつぎへ、だれかが亡くなる。
悲しみに浸ってる余韻もないくらい、いろいろと起こる病院。
本庄さんの自殺はずっしりと考えさせられる。
生きていてほしいという願いと生きていたいという願いはまったくちがうし、生きてくことに悩むひとにどんなことばをかけたらいいのかもわからないし、死んでしまうと終わってしまうし。
ことし、知り合いが亡くなり、そのことも含めて生と死について深く考えた。
なるべく、そのときの願いをかなえて生きていきたいといまのあたしはおもっている。
「近しいひとだから抜け出せない、かえって傷つけるっていう沼、愛ともいう」
家族がいちばんって脅しっぽい、わかる。
愛は沼。
ひとが最後に望むものは、希望だとおもう。
死と向き合ってるひとは、だれかを生かそうとするのかもしれない。