Mizuho

不適切にもほどがある!のMizuhoのレビュー・感想・評価

不適切にもほどがある!(2024年製作のドラマ)
5.0
クドカンお得意の小ネタに爆笑。おふざけ満載ではあるけど、投げかけているテーマは重い。皆で明るく考えてみようぜ!と投げかける非常に社会的意義のある良いドラマだった!

昭和、令和、どっちが良くてどっちが悪いなんて言ってない。良いところもあるし悪いところもある。ジェンダー意識は確実に良くなってるよ。でもマインドの進化は反面センシティブ。何がストライクでアウトって決めるの難しいし決めて解決になるかというとそうでないこともある。だから「寛容になりましょう」というメッセージ。そう!

答えがない。でも立ち止まって思考停止になってはだめだ。思考停止は不寛容につながる。

でも、その今の令和で考えていることも、数十年先には”古い”価値観になってるってこと。最後の問い「アップデートしなきゃだめですか?」は最も重いテーマだね。昭和から令和で変わった価値観や常識感を良いものはアップデートしていき、行き過ぎたものは無理に合わせなくてもいいんじゃない?ってことかな。

また、クドカンと言えば見事な伏線回収ですが、このドラマはあらゆる伏線が回収されたと言う訳ではなく、回収されなかったものもあった。例えばムッチは大江千里風にイメチェンしたけど令和では太ったとは言えマッチファッションだし?それも「回収しないとダメですか?」と投げかけてた事もあり、このドラマではそこまで全ての回収を行なわなかったのかな?と勝手に思っている。
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