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不適切にもほどがある!の歯のレビュー・感想・評価

不適切にもほどがある!(2024年製作のドラマ)
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HIPHOPであまりうるっとくることないんだけど 二度寝はドラマの内容とも重なってか少し涙でた🥲

「時代に着いていけないおじさん達が傷を舐め合うドラマ」だとの評価もSNS上で散見されていて、
わたしは平成生まれの女性だけどその結論でくくれる作品じゃなかったと思うよー

多様性、マイノリティを扱う作品ってどうしても「正確な描写、情報であったか」「寛容を謳ってるはずなのに排除されてる者がいなかったか」でまずジャッジされちゃってる気がする
確かに インティマシーコーディネーターとかルッキズムとか...その単語を出すのならもっと誠実に勉強して描写するべきだ、という指摘があっても勿論いい
けど、物語を評価する尺度ってそればかりじゃないとここ最近よく考えてる

ハラスメントの認識問題(妊活の回)は「人と人との行き違い」というどの時代の誰とでも生まれる普遍的な問題を、現代の上司と部下の関係性に落とし込んでいて コミュニケーションの難しさについて触れるいい回であったし、
一度の過ちを関係ない人達から一生断罪され続ける過度なキャンセルカルチャー(不倫アナの回)は昨今顕著に見られる現代人の気持ち悪さを純粋に嘆いていて共感できた

このドラマを面白いというと正しい人達から「時代についていけてない」「懐古厨おじさん擁護派」みたいな極端なレッテル貼りをされるのが勘弁で
この部分は違うと思ったけど こういうとこは面白かったよね、っていう「正しいか正しくないか」以外の感想がもっとあってもいいんじゃないかなーってふてほどを取り巻く様々な意見について思いました🧠
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