このレビューはネタバレを含みます
いや〜めっちゃ良かった。。特に後半がすごく良くて、毎話感動させられっぱなしだった。
正直、芦田愛菜ちゃん演じる響が父に対して反抗期で頑なすぎて、さすがに長いかも…雪解け早よ…みたいな気持ちにはなったんだけど、なんせ後半がすごく良かったからそんな気持ちは吹っ飛んだ。
バイオリンをしていた頃の響は、恵まれた環境にいる努力家で平凡な秀才。そんな響が抱えていた苦悩は、そこにいるものにしか知り得ない気持ちすぎて感情移入はできなかったけど、辛かっただろうなあと想像して心が痛んだ。そんな時に才能ある父に言われた“一言”、そりゃ刺さるよね。
生きているとその“一言”が余計なんだよ…って思うことたくさんある。どんなに気をつけていても、のない言葉でも、何気なく言った“一言”で誰かを傷つける可能性があるのって本当に恐ろしい。
それはそうと西島秀俊さんと石田ゆり子さんが夫婦なのアツすぎた。MOZUじゃんね…。
西島秀俊さんって、スリリングなアクションドラマで寡黙で硬派な男性を演じると天下一品なわけだけど、ヘラヘラっとした役もこなせるの凄いなあ。ちゃんと呑気そうだったもん(?)
石田ゆり子さん、いつ見ても聡明でお綺麗で美しくて大好きです。(ただの告白)
あと忘れちゃいけない當真あみちゃん。彼女の演技を初めて見たんだけどとっても良かった。8話ラストのバイオリンが忘れられない。ここの父娘も良かったなー。
大西利空くんも良かった。心優しい素朴な役が似合ってた。これからぐんぐんクる子なんだろうな、数年後が楽しみな俳優さん。
あと玉山鉄二さん、おひさー!となった。笑
というか最初全く気付かなくて。冴えない市の職員さん誰だよ〜って顔まじまじと見たら玉鉄だった。そんなことあるんか。冴えなさすぎだろ。(褒めてます) 俳優さんって本当すごい。
西田敏行さんと柄本明さんは言わずもがな、素晴らしいです、こういう役者さん方がいてくださるから若手が伸び伸びとお芝居できるんですよ…(誰ですか?偉そうに…)
クラシックもオーケストラも詳しくないけど、毎話ひとつの楽曲がテーマになっていて色んな楽曲が聴けたのも楽しかった。
キャストもストーリーも音楽も良くて既に何度か見返した。映像が纏うふわっとした雰囲気も良かった。最後まで見届けられて良かった素敵な作品。