非常に良いドラマだった。
自分の中では、ここ10年の間のベスト10に入る。
良いドラマに有名どころの主演俳優など全く必要が無いのが、よくわかる力作。
なにより主要キャストの３人が信じられない程、雰囲気が似ていた。
実際の逸話通りのエピソードの数々が、自然にちらばめられており、
その時代を生きてきた自分には胸に込み上げてくるものがあり、中盤からは不覚にも泣いてしまった。
説明やセリフではなく、
ト書きで理解を促す脚本と演出は見事以外の何物でもない。素晴らしい。
大人になってからの自分が見ると、
14歳の少女に性的な質問を繰り返したマスコミや、
昼夜の区別なく働いていた時代に、本当に腹立たしいが、これは演出でもなんでもなく紛れもなく事実。
山口百恵の引退自体が21歳だった事も、記しておく。
仕事とは、人生とはを考えさせてくれた。
２時間の映画でも良かった。
１時間半のドラマである事が、駆け足になり、そこだけ残念。
