Toro

先生さようならのToroのレビュー・感想・評価

先生さようなら(2024年製作のドラマ)
5.0
最終話放送後再レビューします。
1話視聴して原作2012年発行の漫画を現代のドラマ脚本へより洗練させていました。
冒頭にある現代の対話「先生さようなら」という卒業生に対して「さようなら」と主人公である田邑先生の返答。最後の女子生徒の「先生さようなら」に田邑先生の「さようなら」で終わったり、作品への愛情とこだわりが感じられる。
過去のシーンの由美子先生の授業内容で過去の恋の結末への暗喩。
24分のドラマ内でどれだけ視聴者に伝えるかということに演出も脚本もこそぎ落とした先にある洗練された表現にこのドラマへの期待値が瀑上がりしました。
あまりに良いドラマだったので気になってCLAPのプロデューサーの記事を読んだところ、皆さんが気になる大人が子供に対して積極的に恋愛するというものではない。主人公である教師にあくまで節度ある大人としてふるまってほしいと考えて制作しているとあるので倫理観的に駄目なものにはならないでしょう。
今期一好きかもしれません。

最終話まで視聴しました。
各話「先生さようなら」という台詞があって拘って創っているのが伝わってきました。
渡辺さんと北香那さんのカップルが本当に最高だった。
エンディングも好きな感じだったし30分ドラマの完成形みたいなドラマでした。
生徒役の方たちはこれからいろんなドラマで見れそうな方が多かったです。
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