コミュニケーションを取ることが少し難しい主人公のありすが自身の料理屋で様々な人たちとコミュニケーションを取っていく話。
主人公の門脇麦さんの役柄は化学式を含む長ゼリフやASD、不幸な境遇と相当難しいものなのだろうけどホント上手い。門脇さんと大森さんの2人の演技力は最後まで素晴らしかった。そのせいもあってか他の俳優陣も上手くなっている。マエアツも今まで観た芝居の中では一番上手い、というかようやく女優として出来上がったと感じた。
物語の後半からはミステリー要素、犯人探しがあり少し重く辛い部分もあるがちゃんと乗り切る、気を衒ってない自然なセリフ回しで最後まで楽しめた。
あんだけ罵ってた北大路欣也さんの手のひら返しな態度は好きじゃないけど。
ゲイ要素での観点も多様性多様性と流行りの世間のネタとして拘ってる訳ではなく、ありすの親としてちゃんと意味を持った要素として昇華していた。
めでたしめでたしで終わる、素敵なドラマです。
