カップルでも夫婦でも、人と長く一緒にいるためには、向き合って話し合うことが本当に大切なのだろう。
はじめは「不倫しているおとやん嫌だな」と思っていたが、きっかけは一子ちゃんの適当な、好きな人には絶対に言われたくないような一言だった。そして、一子ちゃんが嫌がるかも、悲しむかもと考え始めたおとやんは不倫をやめる。
そんな時、一子ちゃんは風俗に行く。おそらくそれは、おとやんへの当てつけや自尊心を保つため、寂しさを埋めるためであって、おとやんの気持ちは考えていなかったと思う。
でもそんな2人が喧嘩や家出、別れを超えて一緒にいられるのは、おとやんが話し合うことを諦めず、一子ちゃんが向き合うことを諦めなかったからだと思う。
この日本中、世界中に、寄り添うことを諦めた形だけの夫婦は数え切れないほど存在すると思う。そんな中、衝突はしながらも寄り添い合える2人で居られるのであれば、夫婦や家族という形でなくても良いかもしれないと思えた。
