自ら命を断ったイジェが罰として
死に際の他人の人生を12度味わうお話。
8話で短く簡潔ですが、
すごく濃密。
スリリングでスピーディーで、
アクションもすごい。
緩急と伏線回収もしっかりと。
痛々しくて見ていられないショッキングなシーンも多いけど、その描き方も秀逸だった。
ただのバイオレンスじゃない。
12回も繰り返せば退屈で散漫なストーリーになりそうなのに、しっかりと繋がりが見えてきて、復讐を果たすべき敵がいて、
最終的に人生の意味を反芻する境地に立つイジェ。
脚本も演出も俳優陣の熱演もどれも素晴らしい。
イジェがこれからどう行動するのか、30年で達観したかもしれないけど、やっぱり無茶なあがきをする姿を見てみたい。
体感した12人の人生はどうするかな。関わりを持つのか…無用なトラブルになるだけだから一切関わらずに生きる?ほっとけないよね…
でも命を大事に生きていかないといけないし。
そんな葛藤をかかえて奮闘するS2を見てみたい。あるかな?
韓国と日本のドラマを比較して、韓国は話数が多いのが感情移入しやすいポイントだとか、日本は安易な漫画原作作品だからかえって設定や脚本に無理が出るとか、色々勝手な考察をしていたけど。どちらも全く的外れだったな…