このレビューはネタバレを含みます
ミセン視聴し、とても良かったので日本リメイク版も見ることにした。(チャン・グレは韓国版(ミセン)の主人公)
開始4分もしないうちに日本のドラマがリメイクするとダメだという確信を得た。チャン・グレに鬱になるほど共感したのに、日本のドラマになってしまうとなんか安っぽくて感情移入が出来なかった。改変も日本のドラマのダメなところがつめっつめ。
以下は私が見ながらTwitterに投稿した感想です。(この作品の原作となっている韓国ドラマミセンとの比較がほとんどです)
壁犬(韓国版ではハンくん、日本版は人見)のニックネームやグレくんの言葉遊びシュールシーンもない(織田課長がオーダーするというくそダジャレに降格してた)。
名シーンが台無し。
日本版リメイクドラマというより、日本版ダイジェストリメイクドラマっぽい。
パワハラは本家よりゆるく感じる。セクハラはなんか日本式になってる……。
本家にあったリアリティさが全くない、作り物感ハンパない。
あのシーン良かった!というのが改変されててなんの面白みもないありきたりなものになってる。つらい。
淡々と進んでいく日々の中にトラブルが起こる、それをどう解決するか、が面白かったのに、日本のドラマになって、毎日トラブル起こしてるように見えてしまう、から面白くないんだな、時間だな、時間。
しかも、その淡々と進んでいく日々の中に社内政治、パワハラ、セクハラが日常として行われているよ、っていうあれが見所だった。
リメイクされたら、パワハラはゆるいし、セクハラは日本式になってるし、なんかこれ別にミセン原作でやんなくて良くね?って感想になる。
その日常的にある社内政治やパワハラやセクハラ問題で見えてくる、オ課長(日本版では織田課長に当たる)の人間性とか、上司と部下の友情?みたいなものがまた良かったのに、なんかちょっと違う。
劇伴(音楽)で誤魔化してる感じ、変に盛り上げてしまうのもいかん!
時間の関係上なのか、とても軽く感じられた。
良くも悪く日本のドラマという感じにまとまっておった。
つまり、リメイクしようとしてる・した作品が良いものであるので、他国でうちもうちも!と、リメイク作品を作る必要は全くないということが分かった。