このレビューはネタバレを含みます
1番引っ掛かって見ていたのは、やはり台詞。
辻仁成の小説の中の台詞を、そのまま俳優の台詞に持ってきたような感じ。
本で書いた台詞と、実際に人が話す口語はやはり違う。
しかもその文学臭のするクサい台詞を外国人に話させている。
イ・セヨンの日本語は勿論とても上手いし頑張ったんだろうけど、日本語に不慣れな外国人があんな言葉話さないでしょう。凄く不自然だった。
もっとシンプルで片言の日本語を話しているホンの方がよほど良かった。
そこが気になって仕方なく、二人のシーンは全く入り込めず、心にも響かず。
ラストも驚いた。
原作もあんな終わり方?
いきなり一緒に走り出すとか、ドラマの色が最後にいきなり変わった。
どちらかと言うと、そのまま二人は結ばれず帰国の方が良かった。
その方が彼女に幸せになってと願った潤吾の言葉が活きてくるし、余韻も残る。
数日間の韓国滞在を、何話も使って描いた割には、大して中身のないドラマだった。
愛のあとにくるもの、
多分小説で読んだら、このタイトルの意味も理解出来るのかも知れないが、ドラマでは全く描けていなくて分らない。
なんか潤吾が文学っぽい事ごちゃごちゃ言ってたなぁ、くらい。
最後に、
別れた後潤吾に荷物を送ってもらってたけど、あれだけの量を外国まで送り返してとかよく言えたねと思った笑
いくらもう会いたくないとはいえ、図々しすぎ。
めっちゃ送料もかかるし。
ちゃんとお金返したのか?ホン。
些末な事だけど、そういう部分を雑に描いてるから主人公2人の魅力がこっちに伝わってこなかったんだと思う。