おむすび

坂の上の赤い屋根のおむすびのネタバレレビュー・内容・結末

坂の上の赤い屋根(2024年製作のドラマ)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

原作未読。
桐谷健太と、女性陣の演技がすごいなと。1話冒頭で普通に病院のエピソードは橋本の事なんだなと受け取ったのだけど、大渕の告白本に載ってたので「ん?そんなことない?」とちょっと混乱して、物語進むにつれて「あれ?やっぱり橋本何か企んでる?」と、橋本は「確信持てないんだけどなんか怪しい」と思わされ続けた。桐谷健太すごい。

女性陣みんな芝居が深くて良かったけど、斉藤由貴と渡辺真起子は本当にしびれた。目線も表情も声音も話すスピードや間、人間の厚みを感じた。

1点だけ、大渕妻が大渕を表現した無垢さみたいなものがビジュアルから感じられなくて、そこだけちょっと引っかかってしまった。大渕のチャラさとか軽さ、口が上手くて嘘を平気で言ってコントロールしたりする割に惚れた女には盲目になってるダメさ加減とかはめちゃめちゃ良かったので(褒めてます)、俳優さんが悪いとは思わなくて、脚本少し調整してほしかったかな。
ラストの大渕の回想で、大渕が精神コントロールに長けていたのではなく、いわゆる売れっ子ホストとしての巧さがあっただけで、本当は彩也子がやばい人間だったんだなと納得。