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涙の女王のhidecotのネタバレレビュー・内容・結末

涙の女王(2024年製作のドラマ)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

最終話のラストシーンまでこんなに泣けるなんて、余韻がすごい。エピローグと合わせてエンディングロールが終わってもしばし放心状態だった。最後に流れるキム・スヒョンのOSTもすごく良い。

回を重ねるごとにヒョヌの人柄が好きになる。
ヘインのツンデレも可愛さが上まる。
毎週、配信が待ち遠しくて、エピソード10あたりから最終回をむかえることが寂しくてすでにロス状態。

エピソード7
ヘイン(キム・ジウォン)の性格を一番理解しているヒョヌ(キム・スヒョン)がヘインに自分に対する憎悪の執着心で生きる気力を与えようとするヒョヌの言動に胸が苦しくなる。

観ていてヒリヒリする展開があるのに笑えるシーンもある。ヘインの祖父がヒョヌの尾行調査の報告を聞くシーンが面白い。
そしてこの回の後半の悲しさが溢れた。
こんなに感情を揺さぶられる脚本のおもしろさと演出と演技の上手さは、期待を裏切らない。
こういう感覚、最近日本のドラマでは味わえないんだよな。

エピソード7から8は、なんとも切なくて、次の配信が早く観たい気持ちと観終わってしまう寂しさもある楽しみなドラマ

ヒョヌが実家でヘインの家族と暮らすことになり、スーツ姿で仕事に行き、帰宅したらパーカーを着ているところにキュンとなった。

エピソード11
エピローグでヒョヌは、SNSでの自分に対する世間の悪評は受け流せるのに、ヘインに対する悪評は許せないというエピローグからのエピソード12の冒頭シーンは自然に感情移入ができた。上手い演出だなとつくづく感心した。

毎回のエピローグが楽しみだし、これだけの登場人物がいるにも関わらず、飽きさせないストーリー展開とクスッと笑えるシーンもバランスよく散りばめられていて、韓国ドラマの良さが満載と言っても過言ではない。

悲しい生い立ちがゆえのウンソンがヘイナに対する執拗さに嫌気がさすも、この登場人物があるからこそ作品の面白さが増すのだと思う。この悪役を見事に演じたパク・ソンフンさん、次は悪役ではない作品を観てみたい。
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