チリのクライムドラマ。全8話。
女性刑事マリアナが、宝石強盗~殺人事件を全身全霊で捜査する。
重要関係者がダウン症の青年トミーで、出番も多く、尖ってるマリアナとともにこのドラマの特徴を形作っている。
偏執狂的でさえあるワーカホリックなマリアナの辛さ、周囲の誤解を解けず彼女とも一緒になれないトミーのもどかしさ、トミーを守ろうとワルの兄が貫いた家族愛などなど、見どころが満載で見応えがあった。
警察内部の腐敗パートもあり、マリアナが挫けないのがすごい。強い。この強さが、私生活を犠牲にしてしまう諸刃の剣。幼かった娘を現場に連れていき銃撃に巻き込んだ過去さえ…マリアナかあさん…
が、ずっとヒステリックで病的に見えていたマリアナの、エンディングでの穏やかな表情はびっくりするほど美しかった。
海と、BGMも沁みた。
また放映されたら見返したい。