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THE CURSE/ザ・カースのモのレビュー・感想・評価

THE CURSE/ザ・カース(2023年製作のドラマ)
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結論面白そうな題材なのにあんま面白くならなくて残念。展開スロ〜。ネイティブアメリカンのこと、略奪の歴史、現在も続く確執などもうちょっと掘り下げて欲しかった。ダギーの過去(自身の飲酒運転で妻を亡くした)ももっと掘り下げて欲しかったし、キャラ自身についてももっと知りたかった。面白そうなトピック沢山散りばめられてたのに表面だけ掬ってく感じで不完全燃焼。あとひとつひとつの小ネタとしては全部面白いけど、大きなストーリーとしてはいまいち。小ボケはいいけどネタの完成度低い漫才みたいな。
不気味さや居心地の悪さやいたたまれなさは今のドラマっぽい。Succession...Atlantaみあるかな?でもなんかそこまでキレ味良くないというかちょっと鈍い痛みが走る感じ。あとAtlantaやBARRYにあるバイオレンスみはない。ネイサンフィールダー作品があんま好みじゃないのかもしれない。
最初はすべては金策の為だと思ってたけど、そうでもなかったね。ウィットニーはポリコレがんじからめの白人富裕層だけど、純粋にマイノリティと環境に配慮したアーティなイケてるビジネスで名を上げたい!って思ってる感じがした。ただただ何者かになりたいお嬢様って感じ。アッシャーは本当に気持ち悪さが凄かった。ちょっとネイサンフィールダー自身が受け付けなくなるくらい生理的に無理かも、でも裏を返せばそれほど演技がすごい。エマストーンも欺瞞に満ちたポリコレ全配慮白人富裕層の演技すごかった。こういうの出来るの強いね。エミー賞コメディ部門主演女優賞です。
最後の不条理展開私は要らない。普通の作品がトンデモな展開になるの一番嫌いなのよね…なんでもありにしないでよって思っちゃう。あれはあれで何かを示唆してるんだとは思うけど、残念。
キャラの友達のネイティブの子(ファストフードでふざけてた子)とパッシブハウス見に来たネイティブを先祖に持つ内見者めっちゃ好きだった。

ウィットニーの服全部かわいかった
モ