ブラック・ダヴのArkのレビュー・感想・評価

2025-2
クリスマスシーズンのロンドン。表向きは政治家の妻、その正体は10年間“ブラックダヴ”という組織に仕える優秀なスパイであるヘレン・ウェッブの不倫相手ら3人が何者かに殺害される。ヘレンは復讐を決めるが、彼女のボスであるリードは、彼女の旧友の殺し屋サムにヘレンを守るよう命じる。ヘレンはサムと共に真相を追う。



珍しく一気見。
とはいえ特別おもしろかった訳ではない。そこそこ面白い。でもなんか見ていられた。

ミステリー的要素は少なめのスパイアクションドラマで、1話につき1回はアクションシーンがある感じ。アクションはそれなりに派手な仕上がり。過激なのが好きなので物足りないけども、1話に1回はあるのは良いところ。
スパイアクションドラマなのに血はあまり流れない。

ベン・ウィショーを絶賛するレビューが多々見られたので期待していたけど、個人的にはそれほどだった。でも、殺し屋なのに優しいサムは魅力的なキャラクター。｢優しい心と殺し屋という仕事は相性が悪い」ということをサムのボスが言ってたけど、これをもっと生かしてほしかった。少年を助けるだけじゃ弱いかなぁ〜。

ヘレン双子妊娠中の割に普通に動き回るのはタフすぎて(笑)
それと、不倫相手を殺されて憤るけど、彼女が不倫してたところがそもそも嫌でなんか複雑な気持ちになる。でも不倫だしなぁ〜って(笑)殺されたジェイソンとのことが美しい思い出扱いになってるけど、不倫だよね？と思うとなんか釈然としない(笑)

ずっと利用されてるのに一途にヘレンを愛し続けている夫がちょっと可哀想に思えてくる。だけど何となく気づいてそうだと思ったけど、どうなんだろう。

本作のベン・ウィショーがよくやる口の動きが、爬虫類かワンコみたいでちょっと面白い。そんな謎の癖がずっと気になってた(笑)