やきうどん

暴君のやきうどんのレビュー・感想・評価

暴君(2024年製作のドラマ)
1.9
魔女は面白かったしラストの描写で続編にかなり期待したけど、続編はまさかのキム・ダミが終盤に少ししか出演しないというクソ展開で脚本自体も無理矢理作った様な内容。あんな内容なら作るべきではなかったし、この作品はその出涸らしの魔女増殖からまだまだ搾り取ろうとして延長線上の世界観とかって触れ込みで売り出す始末。

1話はキャラクター紹介みたいな感じだけどそこそこ雰囲気良かったのに、2話冒頭でいきなりプレステ2のバイオハザードみたいな画質のクリーチャーが出てきてげんなり。2024年にそのクオリティのCGを出すのかと呆れた。駿がブチ切れたあのヌルヌルゾンビの方がまだマシな位の出来栄え。一気に冷めた。1話でキャラ紹介してるはずなのに、関係性や立場等の説明が不充分で敵か味方か最後まで見ても完全には把握出来なかった。多重人格っぽい設定も描写がぼんやり過ぎて把握しにくい。

時系列がややこしいのか、単純にシーンが飛び飛びなのかしらないけどとにかく内容がわかりにくい。強奪したはずなのに、いきなり泥だらけになってたり、車奪ったはずなのに闇医者の所で意識無くなってたりマジで構成が下手過ぎてストーリーが入ってこない。そもそも全体の内容がペラペラで、アクションも含め良かったシーンが一つも無かった。

tyrantをそのまま暴君と直訳したのもセンスが無い。日本では暴君はディオニスの印象が強過ぎるし、王様とか支配者しか連想させなくてヤクザやマフィア映画なのかと誤解してしまう。暴君ウイルスって意味不明。魔女との繋がりを全く感じないし、東京喰種を10倍以上薄めた様な作品なので、魔女のファンの人がわざわざDisney+に加入して見る程のものではない。そもそも魔女と関係無いし、ケイゾクとSPEC、DRAGON BALLとアラレちゃんみたいな世界観の共有みたいなのを微塵も感じれなかった。ここまでオリジナリティを感じない作品も珍しい。

過去に韓国映画を見てもそんな事なかったのに、何故か英語吹替がデフォルトで設定されていて、ながら見だったせいもあって2話まで気付かなかった。田舎のババアと殺し屋が延々と英語で会話してるからおかしいなとやっと気付いた。どうしてこんな現象が起こったのかはわからない。

文句ばかり言ってるけど、魔女も増殖もこの作品も主演が全員キム・ダミ顔で美しい。ラストに出てきた謎の子役も見事にキム・ダミ顔。整形しない方が個性があって美しいと思うのに。一重か奥二重の幸が薄そうな小顔でスタイルのいいキム・ダミ顔が好き過ぎるので、一応続編も観ようとは思う。
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