実話ベースとは思えぬ地獄絵図。
特にEp4からの展開が半端じゃない。ストーカーLGBTQレイプドラッグ芸能界の闇ルッキズムカミングアウト警察対応……全てが詰まってラストで叫びのようになる。
ハッピーエンドとは言えずとも、愛と承認と許されざる苦痛。傑作だった。
結局、囚われていたのは自分も相手も同じで、憧れに囚われ、性の歪みへの反抗に囚われ、愛に囚われ、何一つ手に入れられなかった架空の愛に必死になる。
許されることではなくても、救いになっていたのかもしれない。
自分自身を許したかった。君は悪くないよ、と。ただ、それだけだった。辛い。