英国の郵便局のコンピューターシステムに誤作動が起き、各地の郵便局で残高不足が表示された。その残高不足になった分のお金を、それぞれの郵便局の局長が、盗んだと疑いをかけられ、詐欺・窃盗・不正経理などの罪を着せられた。コンピューター会社(富士通)も、The Post Office(英国の郵便局を統括する国営会社)も、事実を認めず、隠蔽する。無実で善良な郵便局長達が、それぞれ、何百〜何千万円も盗んだとされ、その返済を求められ、家も財産も無くし、精神的に追い詰められ、命を落とした者までいた。 郵便局長の1人、アラン・ベイツ氏が、被害に遭った無実の郵便局長達を集め、皆で、訴訟を起こす。この事件は、未だ解決していない。