けーなさんの映画レビュー・感想・評価

けーな

けーな

キッチン(1989年製作の映画)

2.0

吉本ばななの原作が、当時、ベストセラーとなり、話題だったし(未読だけど)、この映画も、上映当時、話題になったけれども、観たことなくて、30年以上経った今、ふと、観てみることにした。

モデルになってか
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白いトリュフの宿る森(2020年製作の映画)

3.8

北イタリアのピエモンテ州にある森で、犬に匂いを嗅がせて、白トリュフを採るトリュフハンターの老人たちを描いたドキュメンタリー。

ドキュメンタリーとは思えないほど、映像がとても美しくて、全てのシーンが、
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男はつらいよ 寅次郎春の夢(1979年製作の映画)

3.7

「男はつらいよ」を、これまで1回も観たことなくて、フォロワーさんが強力にお薦めしていたから、一度は観なきゃ!と思っていた。しかも、観るなら、まずは1作目から観ようと思っていたのだけれど、今、BSで、寅>>続きを読む

ラブ・オブ・ザ・ゲーム(1999年製作の映画)

3.5

昨夜は、阪神タイガースが、18年振りにリーグ優勝🏆👏阪神ファンなので、とても嬉しい。

そんなわけで、今作を鑑賞。何故かっていうと、今作は、デトロイト・タイガースの選手の物語だから。タイガース繋がりっ
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チケット・トゥ・パラダイス(2022年製作の映画)

3.4

若くして結婚し、すぐに離婚したジョージアとデヴィット。その後、会う機会があっても、喧嘩しかしない2人。1人娘を想う愛の深さだけが、共通点。そんな最愛の娘が、大学卒業後、旅行に行ったバリ島で出会った海藻>>続きを読む

フード(1993年製作の映画)

3.5

最近、フォロワーさん達が、レビューによく挙げてるヤン作品、初めて観た。シュールって言うのか、何て表現したらいいんだろ。とにかく不思議な世界だった。

ヤン作品、好きと言う方多いけど、私は、まぁ、嫌いじ
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アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台(2020年製作の映画)

3.6

売れない俳優が、刑務所の囚人たちに演技を教えることになり、癖の強い囚人達相手に奮闘する物語。スウェーデンでの実話を元に、ヨーロッパ各地で、舞台演劇となって人気を博しているストーリーを、フランスで映画に>>続きを読む

私をスキーに連れてって(1987年製作の映画)

4.0

まさに、この時代を生きてきたので、今作を観ると、青春時代を思い出し、とにかく、懐かしい。しかも、私は、学生の時に、スキーをやっていたので、当時、仲間内でも、今作は、かなりの話題だった。とは言っても、私>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.6

ようやく観に行けた。1〜6作目を再び観直すのに時間がかかってしまって、なかなか劇場に行けずにいたものだから。

IMAXで観て良かった。この映画は、家で観るより、やっぱり大スクリーンで観るべき映画。ト
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恋の骨折り損(1999年製作の映画)

3.0

原作は、ウィリアム・シェイクスピア。ケネス・ブラナーが監督したミュージカル仕立ての映画。
 
ナバール王国(現スペイン)の若き国王が、勉学のために、3年間、女性とは会わないという誓いを立て、親友3人と
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赤と白とロイヤルブルー(2023年製作の映画)

3.6

すごい斬新な発想だって思ったら、元になる小説があって、アメリカで大ベストセラーなのだそう。

映画の始めでは、実際、あり得ないだろと思って、少し引いて観てたけど、だんだん話に引き込まれた。

話が進む
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ドライビング・バニー(2021年製作の映画)

2.0

原題は、"The Justice of Bunny King" (バニー・キングの正義) 。バニー・キングというシングルマザーが、里親に預けられた我が子に会いたいがために、彼女の正義で、突き進む物語。>>続きを読む

帰らない日曜日(2021年製作の映画)

2.5

イギリスで権威のある文学賞(ブッカー賞)を受賞したグレアム・スウィフトの小説が原作だってことと、ジョシュ・オコナーが出演しているってことしか知らずに観たら、コリン・ファースやオリヴィア・コールマンまで>>続きを読む

最高の花婿 ファイナル(2021年製作の映画)

3.4

前2作に引き続き、多国籍ファミリーのドタバタ劇。よく言い合いしてるけど、結局、とっても仲がいい家族だな、ほんと。
イスラムとユダヤの婿家族は、お隣同士に住んでるし。今回は、婿達の両親も全員出てきての大
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最高の花婿 アンコール(2018年製作の映画)

3.8

4人の娘が、イスラム、ユダヤ、中国系、アフリカ系の婿と結婚した前作の続き。

1作目に引き続き、とても面白かった。今の時代、国籍や人種に対する差別的発言は、映画では、封印される傾向が濃厚にあるけれど、
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.7

すごく面白かった。原作が、ベストセラーだというのも頷ける。法廷物にハズレ無しと、かねがね思っているが、今作も、秀逸だった。

上映当時、劇場で観たいと思いながらも、湿地帯の苦手な生き物が出てくると嫌だ
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土を喰らう十二ヵ月(2022年製作の映画)

3.5

水上勉の料理エッセイ「土を喰う日々 わが精進十二カ月」を原案に、作られたフィクション。料理全てを土井善晴が手がけた。

日本の四季を感じることができ、とても良かった。心に静かに響くものがあった。

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ドリーム・ホース(2020年製作の映画)

4.0

ウェールズの片田舎を舞台に、村人達が、共同出資で、競走馬を育て、最高峰のレースに挑んだ実話をもとにした映画。

感動した。実話だと思うと、余計に感動する。動物が出てくる映画は、涙無しで観ることができな
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ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

4.8

これ、すごく好き。観終わって、元気もらえた。

イギリスに住む家政婦のミセス・ハリスが、お手伝いに行っているお家で、ディオールのドレスに一目惚れ。オートクチュールなんてこと、全く知らずに、お金を貯めて
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ブライトスター いちばん美しい恋の詩(2009年製作の映画)

3.4

25歳で結核にかかって夭折した19世紀を代表するイギリスの詩人、ジョン・キーツの物語。実話ベース。  

ジョン・キーツを演じたベン・ウィショーが、はまり役。こういう弱々しい雰囲気が、よく似合う(←褒
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トースト 〜幸せになるためのレシピ〜(2010年製作の映画)

3.6

ジャケット写真からは、料理を軸に、ほっこりする家族愛の物語だと想像してしまうけど、内容は、かなり違っていた。けっこう壮絶な日々を過ごす少年の物語。実話ベース。

イギリスでは、知らない人がいない、料理
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ナイル殺人事件(1978年製作の映画)

3.4

今回、これを観たのは、先週、ジェーン・バーキンが亡くなったので、哀悼の意を込めて、出演作の中から、1番観たいと思っていたこれを選んで、観ることにしたため。

ジェーン・・バーキンは、飾りっけなしのナチ
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トゥモロー・モーニング(2022年製作の映画)

1.8

離婚する前の日に、結婚する前の日のことを思い出し、離婚を踏みとどまるというストーリー。

2006年にロンドンで初演され、2013年には日本でも上演された同名ミュージカル舞台の映画化。舞台の方は、ロン
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

3.0

セリーヌ・シアマ監督作。子供が主役だから、「トムボーイ」に似た雰囲気があった。

亡くなった祖母に、きちんと挨拶できなかったことが悔やまれる少女が、お祖母ちゃんに、きちんとさよならを言うためにタイムト
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僕の巡査(2022年製作の映画)

2.8

イギリスのブライトンが舞台。1990年代を今として、1950年代を回顧しながら進むストーリー。

同性愛の男2人と、そのうちの1人の妻の物語。

これは、理解できなかった。同性愛者のことは、昨今、理解
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ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

4.5

「オズの魔法使い」に出演し、子役で、大スターとなったジュディ・ガーランドの晩年を描いた物語。  

子役で、大スターになるっていうのは、やっぱり、想像を絶することだったのだな。今の時代だったら、もう少
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シング・ア・ソング!~笑顔を咲かす歌声~(2019年製作の映画)

4.3

とてもいい映画だった。派手さはないけど、イギリス映画らしい、とても心に沁みる映画だった。そして、最後の式典でのコーラスには、涙が出た。

原題は、「Military Wives」で、まさしく、「軍人の
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そして誰もいなくなった(1945年製作の映画)

3.3

アガサ・クリスティの密室劇。

終盤までは、一体どうなるの?とか、犯人は、誰?と、ハラハラして、とても良かった。しかし、最後の種明かしが、ちょっと肩透かし。それに、タイトルにある『誰もいなくなった』じ
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

4.2

一言で言うと、とても良かった。

このシリーズは、3作目がピークで、4作目が駄作だったので、この5作目を作ると聞いた時は、もうやめてくれと思ったりしたけど、いやいや、作ってくれて、有難うという気持ちに
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彼女たちの革命前夜(2019年製作の映画)

3.8

観終わって、いい映画を観たなと実感する映画だった。

1970年に、ロンドンで行われたミスワールド大会で、女性解放家達が、妨害活動を行った実話に基づくストーリー。

観る前は、ウーマンリブを声を荒げて
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デリシュ!(2021年製作の映画)

4.6

まだレストランが無かった18世紀のフランスで、フランス革命前夜に、紆余曲折を経て、レストランをオープンした元宮廷料理人の話。

いい映画を観たなと思う。何より、飯テロ映画で、とにかく美味しそうだった。
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おもいでの夏(1970年製作の映画)

3.6

「アラバマ物語」のロバート・マリガン監督作。「アラバマ物語」と同様に、観終わってからとても余韻が残る。

原題は、”Summer of '42” ('42年の夏)。
脚本家のハーマン・ローチャー自身の
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

2.5

原作は、伊坂幸太郎の「マリアビートル」。原作は未読。

劇場に観に行こうと思ってたけど、行きそびれ、WOWOW録画を鑑賞。観始めてすぐに、これ苦手なヤツと思って、さらに、観続ければ観続けるほど、苦手度
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オネーギンの恋文(1999年製作の映画)

2.8

レイフ・ファインズ目当てで観た。しかも、監督は、レイフの妹、マーサ・ファインズ。音楽は、弟のマグナム・ファインズが手がけてる。

原作は、ロシアの文豪アレクサンドル・プーシキンの「エフゲニー・オネーギ
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家族の庭(2010年製作の映画)

3.2

「ヴェラ・ドレイク」と「秘密と嘘」で、心を大きく揺さぶられたマイク・リー監督の作品。今作でも、ヒリヒリとした感情が湧き起こった。あの2作ほどの感動は、無かったけれど、登場人物達が繰り広げる会話劇は、実>>続きを読む

ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

3.0

とても観たかった今作をようやく観た。しかし、想像と、かなり違った。

なぜとても観たかったのかというと、これまで、3枚目の役や、ちょいワルな役が多かったスティーブン・グレアムが、このジャケット写真だと
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