最近の恋愛ドラマの雰囲気を巧みに使ったモキュメンタリー作品。前番組と本編の構成で特に前番組の気づかせて不穏にさせる空気は見事。
本編は一転してウォーリーを探せのようなストーリーと並行してシーンの至る所を探す面白さがあり、テンション感がどんどん上がっていくのも面白い。一箇所声を出すほどに驚いてしまったところもあった。ドラマ自体の見ていられないレベルでも内容が気になりすぎる程でもない絶妙な塩梅で良い。
低予算による演出は正直笑ってしまう。しかしそれが「必死にハラスメントを訴える様を笑う」というハラスメントを見ている我々もしてしまっているという構成は興味深いものがある。
