くろゆりさんの映画レビュー・感想・評価

くろゆり

くろゆり

ナイト ミュージアム(2006年製作の映画)

4.6

子供の頃好きだった映画で、映画音楽で耳に残っているのはジュラシックパークとかよりもこれ。
博物館の展示物が動き出すってのはトイストーリーと同じで子供が空想で考える夢のようだし、キャラクターがどれも魅力
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名探偵コナン 緋色の弾丸(2021年製作の映画)

3.6

赤井ファミリー含めキャラクターがちゃんと活躍してるのはよかった。本編との繋がりを作れない劇場版だから関係性の部分が中途半端に感じたが、仕方ないと括るしかないか。
流石に電話で聞いてるってレベルでは無理
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ポップスが最高に輝いた夜(2024年製作の映画)

4.0

We are the worldのメイキングのようなドキュメンタリー。プロジェクト自体がアフリカの飢餓救済のために曲を作ろうっていうのかすばらしいなと思った。特徴も全く違う50名近いミュージシャンがた>>続きを読む

名探偵コナン から紅の恋歌(2017年製作の映画)

3.3

恋愛、アクション、ミステリーと3つの要素がちょうど良い塩梅で作られていて、それなりに面白くはあったが肝心のミステリー部分もうちょっとどうにかならんかったんかと思ってしまった。百人一首を用いたミステリー>>続きを読む

ヴィデオドローム(1982年製作の映画)

3.8

クローネンバーグ名物のボディホラー。初期の代表作と言われるだけあって、変形する身体のグロテスクで気持ち悪く、そして唯一無二さ。前半のビデオドロームに身体的に呑み込まれていくところから後半おお…と感心さ>>続きを読む

ビニールハウス(2022年製作の映画)

3.5

内容としては因果応報の一言に尽きるが、ここまでいってしまうのかと呆然としてしまうところだった。一度の許されざる過ちを犯したために、少しずつ確実に壊れていく日常。作中では主人公が知る前に最悪な方向へと進>>続きを読む

終わらない週末(2023年製作の映画)

3.5

もっとSF色の強い作品かと思っていたら、思ったよりも現実味の強いスリラー。突拍子もないことが色々起きるタイプと思っていたので、かなり現実味の強い出来事が多く、世界の終末を描いた作品との相性でスリルがあ>>続きを読む

ガールズ&パンツァー 最終章 第4話(2023年製作の映画)

4.7

前回の衝撃的なラストから、どう展開していくのだろうと思っていたが、負けず劣らず面白かった。時間のかけようが異常なレベルの作品なので戦車戦の迫力がやばい。特に雪山のステージを活かした戦車戦は最後までどう>>続きを読む

ガールズ&パンツァー 最終章 第3話(2021年製作の映画)

4.7

これまでの最終章の中では一番満足感の高い三話。ジャングル戦を生かした知波単の戦術と、それに向かう大洗の対戦はめちゃくちゃ熱かったし、前作で感じた成長した感動が増幅するほどにすごかった。
他高校の対戦も
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ガールズ&パンツァー 最終章 第2話(2019年製作の映画)

4.4

第一回戦の決着。相手の性格を逆手に取った作戦とpov視点による迷路での戦いは面白かった。
キャラクターの日常場面も惜しみなく描きつつ、メインキャラクターの河嶋桃のバックグラウンドが丁寧にちゃんと描かれ
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ガールズ&パンツァー 最終章 第1話(2017年製作の映画)

3.7

新キャラ、新戦車、新高校の紹介がメインでかつ全六話の一話目というのもありこれだけで面白いとは言いづらいかな。面白かったよりもこれから始まるなの印象。
戦車戦の迫力は抜群で素晴らしいし、一話1時間もない
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ガールズ&パンツァー 劇場版(2015年製作の映画)

5.0

廃校の危機に、かつての敵が仲間として立ち向かう!といつ至って王道なストーリーながらも、音や戦車戦の迫力が満載でシリーズを見た人なら誰でも楽しめるだろう映画。かつての敵が集結する胸熱さはシリーズを見てこ>>続きを読む

ガールズ&パンツァー 第63回戦車道全国高校生大会 総集編(2017年製作の映画)

3.7

しっかりとテレビアニメ版の見どころも盛り込まれているし、2時間で5試合とテンポ感もよくアニメとかを一話ずつ観るのが億劫って人とかあんまり覚えてない人にはぴったり。正直テレビアニメ版のテンポ感はかなり良>>続きを読む

変な家(2024年製作の映画)

2.5

前評判の悪さを聞いた上で鑑賞したが、かなり気になってしまう点も多く、また求めていない形のホラーになってしまったのは残念。ホラーのジャンルが変わるのならもっと振り切って馬鹿するくらいして欲しかった気もす>>続きを読む

名付けようのない踊り(2022年製作の映画)

3.5

田中泯の踊りを見たことがある人なら、またこの映画を見た人なら誰もがこのタイトルに納得するであろう。他の何とも形容できない完全なる独自の踊り。その根底を知ることができたと思った。
幼き頃から自然と関わり
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ガールズ&パンツァー これが本当のアンツィオ戦です!(2014年製作の映画)

4.1

本編ではちゃんと描かれなかったアンツィオ戦と共に色々な要素の補完も含めたOVA。アンツィオ高校の、頑張ってはいるけど勝てなさそうだなって感じが絶妙だし、本編に出てきた高校とは空気感が全然違うのは新鮮。>>続きを読む

名探偵コナン 緋色の不在証明(2021年製作の映画)

3.7

劇場版の予習まとめとしては最初だからだろうか、キャラの総集編という面は強かったが赤井ファミリー4人それぞれの紹介と、トリックの面などちゃんと見応えがあって面白かった。劇場版しか見ていないような自分には>>続きを読む

名探偵コナン 異次元の狙撃手(スナイパー)(2014年製作の映画)

3.7

冒頭から狙撃にカーチェイス、バイク、爆発とエンタメ性が爆発した今作。ワイスピなどのアクションが作れない日本において、アニメーションがそれを叶えているのかなと思った。
犯人が誰か案外読めてしまうし、そこ
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名探偵コナン vs. 怪盗キッド(2024年製作の映画)

2.8

映画最新作向けの総集編。といっても事件二つくらいだけど。
コナンの前作の主役というのは知ってたけど、理由とかは全然知らなかったからそれを知れたのは良かった。ただ、まじでアニメ何話分かのまとめ作品だから
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マイリトルゴート(2018年製作の映画)

3.8

赤ずきんちゃんのような童話にリアリスティックな残酷さを加えたような作品。ストップモーションアニメだからこそ面白い演出もふんだんに詰め込まれていいて面白い。
後年人気の出たモルカーにも通ずる人間の愚かさ
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インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

3.7

「金払ってクローン作ったら無罪!」という興味のひく秀逸設定がまさかの単なる歯車の一つとして進む作品。
罪意識から解放された人間が暴走し、狂気じみていく様は凄まじい。幻覚のシーンのサイケでかつグロテスク
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毒娘(2024年製作の映画)

3.9

予想していた話と全然違う方向に進んでいって、期待を裏切ってくれた。
幸せな家族像が崩壊していく様を描かれると思いきやその逆。作中の父親の、自分の面倒を子供を言い訳にする親のリアルに嫌な感じや母親の自分
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14歳の栞(2021年製作の映画)

5.0

何も劇的なことが起こるわけでもない。ひたすらに14歳の中学生たちを追っかけたドキュメンタリー。なのになぜこんなに面白いんだろう。なぜ心がグッとなるのだろうか。
どんなに名作のジュブナイル映画でも出せな
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.7

原爆を作った人の伝記を通して核という悪魔の兵器が生まれてしまったこの世の中に訴えかける様な映画。難解と言われるのも納得で、容赦なく入れ替わる時系列に頭はこんがらがるが、しっかり重要なところはじっくりや>>続きを読む

セルビアン・フィルム(2010年製作の映画)

2.0

ただグロテスクな映画ではないことはわかる。何かを主張したいのだろう。しかし、わざわざこれほど人が不快に感じるような描写を入れることは必要であろうか。表現の自由といえど流石に倫理的な限度というものはある>>続きを読む

ロードハウス/孤独の街(2024年製作の映画)

3.7

気軽に見れてかつスカッとできるアクションエンタメ作品としてちょうど良い作品だった。ムキムキ男によるスデゴロバトルがアクションの主でそれもガッツリボロボロになるし迫力があるが、意外とそれ以外の見せ場もあ>>続きを読む

ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

4.1

余計なトークは削ぎ落とされた90分ただ音楽を楽しむ最高のライブ映画。
メンバーが段々と揃っていき、Burning down the houseの時に最高潮に盛り上がる感じがすごい良かったし、このライブ
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エル・スール(1982年製作の映画)

3.8

父親を知るにつれ、大人になるつれ変化していく娘と父親の関係性の繊細さをじっくりと描いていて、とても美しかった。親子という関係性なのにふと夫婦像のようにも見える。それもミツバチのささやきよりも少し年上で>>続きを読む

インターステラー(2014年製作の映画)

4.3

CGを極限まで使わないノーランだからこその宇宙の映像美。映画館の闇の中だからこそ際立つ宇宙の広大さとそれによる空虚な恐怖感、惑星が持つ自然の自然たる力強さ。見事。それに引けを取らない脚本。伏線回収がす>>続きを読む

ゼイリブ(1988年製作の映画)

3.5

設定やビジュアルから遊星くらいのシリアスなSFものを想像していたら思ったよりコミカルで最初乗りにくい部分はあったが、90年代の軽めアクション映画らしいエンタメ性のある映画で終盤は面白かった。
メガネを
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インセプション(2010年製作の映画)

4.6

夢のさらに夢の中に潜り込むという複雑かつ魅力的な設定と、偽造師や調合師といった役職名の少年らしさ、ラストスパートに近づくにつれテンションが上がる感じがとても良かった。夢に深く潜り込んでいるにつれ時間が>>続きを読む

ただ悪より救いたまえ(2019年製作の映画)

4.0

対人や車のアクションが凄まじく、暴力的なカメラワークもあって迫力はハリウッド顔負けレベル。新しき世界でも感じたけど狭いところでのアクションの面白さが韓国映画にはある。ナイフアクションが面白かったし、中>>続きを読む

コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

3.5

残念ながらガイリッチーの他の作品をまだ見たことがないため、普段の作品とのギャップがどれほどあるか分からないが、骨のあるアクションの緊迫感は良かったし、命を救うというある種一番力強い絆を感じるドラマは良>>続きを読む

DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

4.6

壮絶で重たいドラマである少年期の回想をかわいいワンちゃんが緩衝材としてあまり重たくならず見れるのは面白い。
ワンちゃんたちとのアクションはかっこよさがありながらも結構コミカルで楽しめたし、それ以上にド
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.2

エピックという言葉はこういう作品にこそ使われるべきなのだと思うほどに凄まじい。
前作があまりにも作品の序盤だったからこそ、最初からエンタメ性のある楽しいシーンが盛りだくさんで面白かった。見てすぐだから
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