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ミスティのrobacoのレビュー・感想・評価

ミスティ(2018年製作のドラマ)
4.2
ドラマ視聴中をずっと貫く緊張感。
見てる方は疲れるんだけど、ああ、この緊張感自体が主人公のコ・ヘランの生きてる世界なんだなあと気がつく。

一点の隙もない美しさ。
誰の前でも全く気を抜くことのない生き方。
故に起こる悲劇を、引き締まった映像で見せる。

前半は上昇志向の強い働く女として、自分を追い落とす勢いを見せる若いキャスター候補ハン・ジウォンに敵意をむき出しにするコ・ヘラン。

このドロドロ感がザ・韓国ドラマ、って感じでまずハマっちゃいます。

ライバルを演じるチン・ギジュが持てるものは全部利用して成り上がってやるというセクシーな若手をすごく生意気に上手く演じてて、火に油。後半の2人の関係性が変わる面白さも、前半のバトルあってのこと。

後半は、事件の謎の深まりとともに、ジャーナリストの使命とは何か?みたいな大きなテーマが出てきて、単なるメロドラマじゃなかったんだ!と制作陣の懐の深さにハマるわけです。

ここ最近の韓国ドラマは、どんな低俗な部分を描こうと、何かしらそれを昇華させる大テーマを含んでいて、ほんと日本のドラマにこういうの少なくなっちゃったなーって思う。
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