The Eclipseの7の情報・感想・評価

エピソード07
第7話
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マテ

マテ

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「たまに不思議に思うんだ。同じように育ち、学んできたのに、俺たちとあいつらの考え方はなぜ違うのか」 「同じなわけない。よく考えてみろ。違う考え方のあいつらは、読む本も見る映画も違う。好きな芸術だって俺らと違う。人は“何を食べるか”だ。人は“食べたもの”で決まる」 私はThe Eclipseに繊細な味わいを感じる人間だ。それは私にとっての幸いだと思う。これまで“食べてきたもの”全てが私をFirstKhaotungへ、そしてこの作品へと導いてくれたのだろう。もう、いつからか分からないほど前から自信や自己肯定感をなくして生きてきて、自己否定することに慣れていて、生きることに怯えていたからこそ響いたこの作品で出会ったひとたちが、私に自己肯定感の種を与えてくれるなんて奇妙なことだけれど、きっとこれも必要なプロセスだったんだろう。 ワットの言葉を聞いた直後に、アーヤンが“食べたもの”に興味を持って「1984」を手に取るアックはちょっと健気すぎないか? 言い訳が毎回「レビューがよかった」なのかわいいね。セリフと被って訳出されていなかったPrapt先生の解説はもう少し聞いていたかった。私も今度「1984」を読み返してみようかな。 お母さんに労われて潤む瞳や、寄りかかっても泣くまいと堪えているアックの姿には涙腺が刺激される。ちなみに翌日のアックの花柄黒シャツが沼なのは私です。本当によく似合っているね。 毎回映像が美しいドラマだが、この回は特に海と陽光があまりにも綺麗で見惚れてしまう。飾らぬ大自然の力強い美しさがたまらなく響く。夜の宴会シーンでは、この子たちみんなが自分らしく伸び伸びと生きられる世界であってほしいとしみじみ感じた。それはキャラクターたちだけのことではない。この作品という贈り物をくれたキャストのみなさんのことも本当に大切に思っている。ナモーも大好きだよ。