トレメ/ニューオーリンズのキセキ シーズン1の10の情報・感想・評価

エピソード10
旅立ち
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けー

けー

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マルディグラ、まだ終わってなかった。チーフが仲間と衣装を準備していた練り歩き。パトカーが止まった時はハラハラしたけれど。止めに入ってくれてよかった。そしてカトリーナ直撃寸前の町の様子にシーンが移る。またどうせ逸れるのだろうと皆が思っていた。避難のタイミングもまちまちで。カトリーナの直撃で破壊されてたそれまでの日常。カトリーナ直撃は住人にとって最悪の記憶となるけれども、「でもあの時はまだあの人はいたんだ」とか「あの時はまだあった」という思い出とリンクしたとき最悪であると同時に忘れたくない大切な瞬間の思い出でもあり。カトリーナの直撃と被害で麻痺していた日常のいろんなものが再び動きだしたとき、生きているものはやはり日々生きてどうしようもない現実と立ち向かっていかないといけないわけで。保留となっていた問題も次第に戻ってくる。洪水で何もかも押し流されても元からあった問題が消えることはなく。 セカンドラインは故人の人生を祝福し、ここより良いところにいったことを祝う意味があるという。 死への恐怖も含めてありとあらゆる全ての問題から解放されて、生者としては羨みたくなる部分もあるのかもしれない。喪失の悲しみを背負うのも生者であるわけだし。