はる

仮面ライダードライブのはるのレビュー・感想・評価

仮面ライダードライブ(2014年製作のドラマ)
3.8
ひとっ走り付き合えよ!!


竹内涼真さん初主演ドラマであり、車に乗る仮面ライダーとして有名な本作。
車がモチーフなだけあって、ストーリー展開にも疾走感があって。終盤にむけ駆け抜けた作品でした。

仮面ライダードライブは、怪人ロイミュードのドラマでもあるんです。物語冒頭から終盤まで、ほぼ同じ幹部が登場し、彼らが人間の感情を学ぶ様を描いていく。ほんとうの悪という存在が別にあったこともあり、否が応でもロイミュード側に感情移入してしまうというか。

ヒロインの弟2号ライダーの詩島剛と、3号ライダーチェイスの物語もドラマティックで。

仮面ライダーという観点から見れば、終盤は剛がまるで主人公のようで。チェイスは機械生命体がゆえの哀しみがあり、進ノ介に関しては父親の死という謎があり。進ノ介の問題は、途中である程度解決するので、終盤は達観してるんです。剛が迷い焦る反面、進ノ介は落ち着きがあるので逆に頼りになるというか。でも最終的には進ノ介に物語が帰結する。

ロイミュードだけではなく、3人の仮面ライダーの物語としても楽しめました。
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