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時計館の殺人
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時計館の殺人が配信されているサービス詳細

Hulu

時計館の殺人

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時計館の殺人の作品紹介

時計館の殺人のあらすじ

角島・十角館の惨劇から三年――。 大学院を修了後、出版社に就職した江南孝明は、推理作家としてデビューした鹿谷門実(島田 潔)のもとを訪ねる。 そこで江南は、あの中村青司が設計した建物の一つ、「時計館」に行くことを鹿谷に伝える。 目的はオカルト雑誌の新米編集者として、担当している”特別企画”の、”交霊会”に参加するためだ。 交霊会の夜、メンバーの一人が忽然と姿を消す。閉ざされた館内では、仮面を被った何者かが、江南たちに襲いかかる。 館外では、鹿谷が、時計館の主人が遺した「沈黙の女神」の詩の謎を追っていた。 針のない時計塔、忍び寄る過去の出来事。 出口のない悪夢の三日間が始まる。

時計館の殺人の原作

綾辻行人

時計館の殺人の監督

内片輝

山本大輔

時計館の殺人の主題歌/挿入歌

ずっと真夜中でいいのに。

『時計館の殺人』のエピソード情報

第1話

三年前、当時K大学の学生だった江南孝明 (奥智哉) は、まだ作家デビュー前の鹿谷門実 (青木崇高) ・本名島田潔と偶然出会った。あれから三年、大学院を修了し出版社に就職した江南は、久しぶりに鹿谷と再会する。新米編集者の江南は、自身が担当するオカルト雑誌の『鎌倉・時計屋敷の亡霊に挑む』という特別企画の取材のため、副編集長・カメラマン・W**大学の学生らとともに、とある屋敷を訪れるという。そこは『時計館』とも呼ばれている奇妙な館で、あの"中村青司"が設計した建物の一つらしい。江南ら取材チームは、売り出し中の女性霊能者・光明寺美琴を霊媒役に起用した本格的な"交霊会"を開くため、学生らとともに、この『時計館』の旧館に、まる三日間、閉じこもることに。

第2話

江南から『時計館』の話を聞いた鹿谷は、あの中村青司が設計したその奇妙な館を一目見ようと、行きすがら偶然出会った遅れてやってきたもう一人の学生・福西涼太と一緒に『時計館』を訪れていた。江南たち取材チームは、予定通り旧館内で"交霊会”を行うも、その翌日、メンバーの一人が忽然と姿を消した。部屋の絨毯には血痕のようなものがあり、扉の鍵も持ち去られていた。その夜、閉ざされた館内では、仮面を被った何者かが、参加者たちに襲いかかる。

第3話

「『時計館』の主人が遺した"沈黙の女神"の詩の意味を探って欲しい」、そう依頼された鹿谷は、福西と一緒に『時計館』を再び訪れた。時計塔の内部や、新館内のいくつかの部屋を案内され、先代の主人が使う予定だった書斎に通された二人は、この家で起きた、過去の不幸な出来事について話を聞く。その頃、旧館内では、参加者が何者かの手によって、殺されてしまう。堅牢な扉に阻まれ、密室と化した旧館内に閉じ込められたままの江南たち。そこに、仮面を被った何者かが、再び迫り来る。

第4話

"沈黙の女神"の詩の謎を追う二人は、「何か手がかりがつかめるかもしれない」と、先代の主人と交流のあった数少ない関係者に会うため、極楽寺に向かうことに。まともに話は聞けなかったものの、やはり『時計館』は当時の先代主人が懇意にしていた中村青司に設計を依頼して建てられたものらしい。鹿谷と福西は『時計館』に戻り、裏庭にある建物や時計塔についてさらに詳しく話を聞くことに。一方、旧館内では、参加者が、何者かの手によってまたしても殺されてしまう。残されたメンバーたちは、「この中に犯人がいるのでは」と、疑心暗鬼に陥っていく。

第5話

旧館内で犯人らしき人影を見た江南たちだったが、その人影は、どこかに消えてしまった。意識が朦朧とする中、「とにかくこれまでのことを一度整理してみよう。」思い立った江南は、取材用にメモしていたノートを頼りに、ことの経緯を見直し始める。さらに、参加者の別の一人は、”過去のとある出来事”について、必死に何かを思い出そうとしていた。『時計館』に戻った鹿谷と福西は、「中村青司が設計した建物ならば、きっと何かしらの”仕掛け”があるはず」と、手がかりを探し続けていた。

第6話

残されたメンバーとともに、今、この旧館内でおきている事態の謎に向き合おうとする江南。『十角館』でおきた惨劇を思い返しているうちに、江南もまた鹿谷と同じように"中村青司が設計した建物ならば、何らかの仕掛けが潜んでいるのでは? "と思い至り、必死に手がかりを探していた。しかし、事態は止まず、ついに……。そして、鹿谷と行動を共にしていた福西も、自らの記憶の欠片を頼りに、"過去の出来事"について、答えを見つけようとしていた。

第7話

『時計館』を訪れていた鹿谷は、使用人の田所から異変を知らされ、緊急事態が起きていると判断。江南たちが閉じこもっている旧館へと足を踏み入れた。そこで、いくつかの死体を見つけ、惨劇を目の当たりにする鹿谷たち。と同時に、行動を共にしてきた福西にも大変な事態が……。それから数日後、鹿谷は、刑事の兄・島田修(池田鉄洋)からも情報を入手し、時計館の旧館で起きたこの惨劇について、もう一度、状況を整理し始めた。

最終話

惨劇が起きた数日後の8月5日、真実を知りたい鹿谷は、ふたたび『時計館』を訪れた。事件の真相を確かめるため、そして、館の主人が残した”詩”の謎を解くため、自らの推理を披露する鹿谷。ついに終焉を迎えたかのように思われた、その時、さらなる異変が……。『沈黙の女神の歌声』その謎の先にあったものとは。 _________衝撃のラストを体感せよ。

『時計館の殺人』に投稿された感想・評価

3.9
13
十角館の殺人シリーズの時計館の殺人。
今回は福くんも参戦してました👏

時計館に招待された人たちがどんどん殺されていく。謎解きミステリーなんだけどすごい勢いでどんどん殺されてびっくりしました🫢

これも原作読んでみたいなぁ🤔
3.5
0
本作は、綾辻行人の「館」シリーズ第5作を原作としたHuluオリジナルドラマです。物語は、角島での惨劇から3年後、出版社に就職した江南孝明が、オカルト雑誌の取材として鎌倉の外れに建つ「時計館」を訪れるところから始まります。旧館では交霊会が行われる予定となっており、江南たちはその取材のために館へ足を踏み入れます。しかし、閉ざされた空間の中で参加者たちは次第に異常な状況へ追い込まれ、やがて時計館そのものをめぐる不可解な事件へと巻き込まれていきます。

本作の特徴は、閉鎖空間で連続殺人が起こる本格ミステリーでありながら、交霊会、仮面の殺人者、古びた館、無数の時計といった要素によって、ゴシックホラーに近い不穏な質感も備えている点にあります。単に事件の謎を追う面白さだけでなく、館に足を踏み入れた瞬間から漂う異様な空気が作品全体を支配しており、その意味でも、かなり雰囲気の強い実写化だったと思います。全体としては、原作の世界観や湿度を大きく損なうことなく、丁寧に映像へ置き換えようとした姿勢がうかがえました。

その中でも特に評価しやすいのは、美術と音響の作り込みです。旧館に置かれた無数の時計や、そこから響く針の音、鐘の音は、単なる装飾や演出上の味付けに留まっていません。それらは閉ざされた空間の圧迫感を高めると同時に、登場人物たちが普通ではない場所に閉じ込められていることを感覚的に伝える役割を担っています。館の内部をどのように見せるか、時計の存在感をどのように画面と音で強調するかという点には、かなり明確な設計意図が感じられました。

また、シリーズものとして見たときには、江南と鹿谷の関係性が前作から自然に引き継がれている点も大きいと思います。江南は社会人になったことで、前作よりも落ち着きや責任感がにじむ人物として描かれており、その変化が物語の導入にもよく反映されています。これに対して鹿谷は、良い意味で変わらなさを保った存在として機能しており、この対比があることでシリーズとしての連続性と安定感が生まれていました。前作を観ている側ほど、この継続性は好意的に受け取りやすいはずです。

もっとも、本作には気になる点もあります。原作への忠実さは明確な長所ですが、その反面、映像作品として見ると説明がやや重く感じられる場面もありました。特に複雑な時間軸やスケジュールの整理は、ミステリーとしては重要である一方、ドラマの流れの中では少し停滞して見える部分があります。さらに、終盤の一部CG表現についても、前半から中盤にかけての物理セットの質感が良かった分だけ、やや差が目立っていた印象は残りました。

とはいえ、総合的に見れば、本作がかなり誠実な実写化であることは確かだと思います。派手な改変によって独自性を作るのではなく、原作の世界観、事件の流れ、館の存在感をできるだけ丁寧に映像へ移し替えようとしているからです。その意味で本作は、前作『十角館の殺人』に続く「館」シリーズ実写化として、十分に信頼できる仕上がりだったと思います。




※以下、ネタバレを含みます。未見の方はご注意ください。
































本作を構造的に見ると、時計館は単なる事件の舞台ではなく、時間、記憶、喪失、執着を抱え込んだ装置として機能しています。登場人物たちは館に閉じ込められているように見えますが、より正確に言えば、館そのものが抱え込んだ過去の時間に巻き込まれていきます。この点において本作の密室は、物理的な閉鎖空間であると同時に、過去から抜け出せない人物の精神状態を映し出す心理的な空間でもあります。

そう考えると、時計館に仕掛けられた構造の中心にあるのは、「時間を止めたい」という欲望だと言えます。館に並ぶ無数の時計は、本来であれば時間の経過を可視化するための道具です。しかし本作においてそれらは、時を刻むためのものというより、むしろ時間を制御し、固定し、特定の瞬間に閉じ込めようとする意志の象徴として置かれています。時間を進めるための装置が、逆に時間への抵抗を示すものへ変わっている。この逆説が、時計館という空間の異様さを支えていました。

そして、その異様さの根底にあるのが、古峨倫典の娘への執着です。彼の行動の出発点には、娘を失うことへの恐怖があります。ただし、その感情は単なる愛情として処理できるものではなく、同時に極めて自己中心的な支配でもあります。失われるものを受け入れられないがゆえに、他者の命や人生まで巻き込んでいくからです。その意味で本作は、愛情が極端な方向へ振り切れたとき、それがいかに容易に暴力へ変質するかを描いた作品としても読むことができます。

この点を踏まえると、時計館そのものもまた、古峨倫典の精神状態を物質化した空間として見えてきます。亡くなった者を忘れられないこと、過去を過去として切り離せないこと、未来へ進むことを拒むこと。そのすべてが、館の構造や時計の音に染み込んでいます。だからこそ、時計館は単なる奇抜な建築ではなく、喪失を受け入れられなかった人間の内部がそのまま外部化された空間として成立していました。

そのような構造の中で、江南と鹿谷の配置もよく機能しています。江南は館の内部で直接的な恐怖にさらされ、鹿谷は館の外側から論理によって真相へ接近していきます。内側では身体的な危機が進行し、外側では知的な推理が進行する。この二つの視点が並行することで、本作はゴシックホラー的な緊張感と、本格ミステリーとしての論理性を両立させています。館内のサバイバルだけで進めるのではなく、外部からの推理を組み合わせることで、長尺のドラマとして単調になりすぎない構成にもなっていました。

ただし、この構造は同時に、映像化に伴う難しさも露呈させています。小説であれば、複雑な時系列や物理トリックは、読者が文章を読み返しながら自分の速度で整理できます。しかし映像では、時間が一方向に流れていくため、情報を受け取る速度が作品側に委ねられます。そのため、スケジュールやアリバイの解明に関わる場面では、どうしても視聴者側の認知負荷が高くなりやすい印象がありました。原作の論理を尊重するほど、映像としては説明的になりやすい。この点には、本格ミステリーをドラマ化する際の構造的な難しさがはっきり出ていたと思います。

それに加えて、犯行の実行可能性についても、映像化によって違和感が生じやすくなっています。小説では、読者の意識はトリックの論理や構造に向かいやすいため、実行する側の身体的負担はある程度想像の中で処理されます。ところが実写になると、死体を運ぶ、仕掛けを動かす、短時間で移動する、といった行為が具体的な身体の動きとして可視化されます。その結果、論理的には成立していても、実際に遂行できるのかという現実的な疑問が浮かびやすくなります。これは本作だけの弱点というより、文字媒体の本格ミステリーを映像化する際に避けがたい摩擦だと言った方が正確かもしれません。

前作『十角館の殺人』との違いも、ここで見えてきます。『十角館』は、ある一点で観る側の認識を大きく反転させる構造的衝撃を中心に据えた作品でした。これに対して『時計館の殺人』は、館の構造、時間の錯覚、過去の因縁、人物の執着を段階的に積み上げていく作品です。したがって、前作と同じ種類のカタルシスを期待すると、やや地味に映る可能性はあります。ただ、本作の重心は一撃の驚きではなく、空間と時間そのものが徐々に異常化していく過程に置かれているため、そこをどう受け取るかで印象はかなり変わると思います。

さらに言えば、本作の特徴は、本格ミステリーの冷静な論理の背後に、喪失を受け入れられない人間の悲劇をはっきり置いている点にあります。事件の真相は論理によって解明されますが、その論理を生み出した感情はきわめて非合理的です。理性によって組み立てられた巨大な仕掛けが、実際には深い喪失感と執着によって動かされている。このねじれがあるからこそ、本作は単なるパズルにとどまらず、より重い余韻を残す作品になっていたのだと思います。

その一方で、終盤のCG表現については、やはり課題も残ります。時計館の美術セットやアンティーク時計の質感が丁寧に作られていた分、崩壊描写や一部のデジタル処理には、物理的な重みの差が見えてしまいます。大きなスペクタクルを描こうとする意図自体は理解できますが、前半から中盤までの実在感が強かっただけに、終盤にもそれと連続する質感がもう少しあれば、作品全体の説得力はさらに高まっていたはずです。

総じて本作は、原作への忠実さと映像作品としての再構築のあいだで、かなり難しいバランスに挑んだドラマだったと思います。テンポ、CG、犯行の実行可能性には課題が残るものの、時計館という空間を映像として立ち上げた美術と音響、江南と鹿谷のシリーズ的な関係性、そして時間に取り残された人間の悲哀を描いた点には、はっきりとした見どころがあります。『十角館』とは異なる方向から、「館」シリーズを映像化する意義を示した作品だったと思います。
3.2
2
前作より楽しめました♪
明らかに予算がついて大人の俳優さんが数名入って、少し落ち着いた印象に。

――

前回はあまりに学生たちの演技がミュージカル調すぎて、笑ってしまって肝心のトリックに集中できず🤯

トリックからあの手この手で目を逸らすために、演劇的な演出が必要なら、それは「実写化成功」といえるのかな?

――

今回も1・2話は不自然なほどに若手俳優さんが多くて、誰が殺されて誰が生きているのか、見分けがつきにくかった。

必要性があっての大人数なのは分かるけど、小説トリックを映像化するのは本当に難しいんだなと理解しました。


――


それにしても、今作も、体力おバケじゃないと犯人になれない説💪
小説の方が楽しいのは納得でした!