4MINUTESの7の情報・感想・評価

タイトゥンまさかの署長の息子だった件。そりゃあグレートも「父さんに頼まないの？」ってなるよね。 あとウィンさん、被害者家族に逮捕前に犯人の名前教えちゃダメでしょ。それは優しさではなくて、どちらかというと功名心に近い感情じゃないかな。警察組織はダメでも、自分はきちんと約束を果たそうとしていることを知ってほしいみたいな。あるいは、隠蔽に隠蔽を重ねる警察を見かねて、せめてもの償いとして知らせた可能性もあるけれど。 どちらにせよ、遅かれ早かれ本人が犯人に辿り着いていた可能性はあるとはいえ、警察官としてのモラルに問題がありそうなのは確か。恋人(?)になってしまったから私情が混ざりすぎたのかな。 今回は全８話の７話なわけで、個人的にはグレートとタームさんをもっとフィーチャーしてくれたらなと(グレートは昏睡状態だからどうしようもない可能性は大アリ)。 ただ、上級国民による隠蔽だらけの社会という理不尽な闇を描きたかったのかなとは思うが、“グレート銃撃に至るまで”を見せられるなんて、気分のいいものではない。でも彼の罪は罪であって、それを無視して庇うのは隠蔽に加担する人たちと変わらないというジレンマ。とてもつらいし胃が重くなる。 もしも死ぬ前に、“４分間”を与えられて、人生の後悔をやり直すことができるとしたら。それがたとえ夢だとしても、再び現実に戻ることはなく、夢を夢と知らずに終わりを迎えられるなら。それは幸せなことなんだろうか。グレートに降り積もる罪が重すぎて悶々と考えてしまう。彼は目覚めない方が幸せなのかな。とても悲しいことだけど。