法月

アドレセンスの法月のネタバレレビュー・内容・結末

アドレセンス(2025年製作のドラマ)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

一気観。
息もつかせない。
一話ワンカットという手法。
臨場感ハンパない。
四話それぞれの構成もお見事。
自分は完全に犯人の少年の父親目線で観てた。
突然警察に逮捕され連れてかれた13歳の息子に涙ながらに「僕はやってない」と言われれば親は信じる。いや、信じたい。
けれど、一話目ラストで見せられる動かぬ証拠のビデオ映像...
「なんてことを...」
それしか言えない。

二話め。
学校に乗り込み捜査する警官。
警官の息子もこの学校の生徒だ。
「父さんは何もわかってない」
80対20の法則。80%の女子は20%のイケてる男子しか相手にしてない。
残りの男子は女子から蔑まれからかわれる存在。
インセルの誕生。絵文字の意味は一生童貞野郎w
そしてインセルは女全体を憎む。女性蔑視に走る。
女子もそんな男たちを憎む、さらに蔑む...なんという悪循環。
SNSの発達が子供達を息苦しくしてるのは確かだろう。
もちろん子どもだけじゃないけどね。

三話め。
ジェイミーと女性カウンセラー(?)との対峙。
女の子のほうも悪かったんじゃないか、やむを得ない事情があったんじゃないか...観てるこっちの気持ちを裏切るジェイミーのヤバさ。
どうしてこうなった?
怖い、ひたすら怖い。

四話め。
涙腺崩壊。どれだけ泣かす気だよ。
クルマに乗ってる最中、囚われの息子からの電話。
「父さん誕生日おめでとう、カードは届いた?」
殺人犯であろうと家族にとっては可愛い息子だどこまでも。
「ちょっと話があって....主張を変えようと思うんだ....罪を認めようともう」
そこからはもう勘弁してくれってくらい泣き続けだった。

姉「父さん母さん、私は大丈夫だから」
父「いい子に育ったな」
母「...同じように育てた」
子育てに正解などない。
子を持つ人間にとって、これは恐ろしいドラマだ。
「うちの子にかぎって...」
みんなそう思ってる。
自分だってそう思ってる。我が子を心から信じてる。
だからこそ、このドラマが怖い。怖くてしかたない。

とにかく、胸にぶっ刺さった。
傑作だ、が、二度と観ない。

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    法月

    法月

    観た映画を記録として書き込ませてもらおうと思います。とにかく、感じたままに。 気にさわる言葉があったらごめんなさい。 好き嫌いは十人十色。 皆さんの言葉も、参考にさせてもらってます、感謝。

    観た映画を記録として書き込ませてもらおうと思います。とにかく、感じたままに。 気にさわる言葉があったらごめんなさい。 好き嫌いは十人十色。 皆さんの言葉も、参考にさせてもらってます、感謝。