
魚売りの夏潯(か・しん)は父親と2人でつつましく暮らしていた。だがある日、魚を売りに立ち寄った宿で、地下組織の錦衣衛の者たちに捕まってしまう。政敵を倒したい彼らは、夏潯に錦衣衛の一員となり別人に成り済ますよう強引に迫る。そんな中、夏潯は謝雨霏(しゃ・うひ)という、その日暮らしだが処世の知恵に長けた女人に出会う。機転の利く者同士、夏潯と謝雨霏は互いに反発しつつも相手のことが気になる。やがて旅の仲間も増え、夏潯の運命は思わぬ方向へ…。
小葉村の魚売りの夏潯(か・しん)は父親の胡九六(こ・きゅうりく)と2人でつつましく暮らしていた。だがある日、釣った魚を売ろうと宿に立ち寄ったところ、地下組織である錦衣衛の馮西輝(ふう・せいき)たちに捕まってしまう。馮西輝は部下の劉旭(りゅう・きょく)と張十三(ちょう・じゅうさん)と共に、夏潯を利用して頓挫した任務を遂行しようともくろんでいた。そして、何者かに殺された青州の書生である楊旭(よう・きょく)とそっくりの顔を持つ夏潯に、錦衣衛の一員となり楊旭に成り済ますよう強引に迫る。夏潯の選択は…?
だまして怒らせた張十三から逃げてきた謝雨霏(しゃ・うひ)は、知恵を巡らせて化粧品店や女性浴場に逃げ込む。得意の芝居で難を逃れようとするが…。その頃、夏潯は馮西輝と張十三の姿が見えない隙に乗じて彼らから逃げ出そうと考える。しかし、偶然街で謝雨霏と張十三を見かけ、迷った末に宿に戻ることに。すると、宿の部屋から誰かの話し声が聞こえてきて…。翌日、錦衣衛の羅克敵(ら・こくてき)は、部下の蒙天(もう・てん)から楊旭が生きているという報告を受ける。
羅克敵と敵対する白一夏(はく・いつか)の腹心である卓倫(たく・りん)は、斉(せい)王の誕辰に3つの献策をするよう馮西輝に伝える。その頃、楊旭に成り済ました夏潯が街を歩いていたところ、道端で昼寝をしている老人を見つける。その老人の正体とは…。度重なる刺客の侵入に備えて、馮西輝は長い付き合いのある彭万里(ほう・ばんり)を訪ね、刺客の捜査に協力するよう迫る。しかし一族の男で楊家に送れる者がおらず、困った彭万里は女の彭梓琪(ほう・しき)を護衛として送ろうと考えるが…。
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