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自宅マンションのベランダで植物を育てることを趣味とし、庭で植物を育てるガーデナーに対し自らを「ベランダー」と称する中年フリーライター「俺」の植物をめぐる一喜一憂を描いた１話完結のコメディドラマで、原作はいとうせいこうのエッセイ『ボタニカル・ライフ　植物生活』。

本放送時に観た。もうよく覚えてないんだが、おそらくタイトルを見て興味を持ったんではなかったかと思う。原作は未読だが、何しろエッセイなのでそのままドラマ化できるはずもなく、どちらかというと原案に近いものだろう。実際観てるとそういうエピソード満載だし、でも面白ければすべて良しという感じ。田口トモロヲもハマり役で好演である。ドラマ本編の間に様々なミニコーナーが挟まれるのも特徴で、BSだけに好き放題作ってるというか、BSでなければ作れないようなドラマだ。面白かったんで、連ドラ化されたのはうれしかったですね。このパイロット版が好評だったんだろう。

ただ有名な洋楽が多数使われているので著作権が厳しいらしく、DVD化や配信はもちろんのこと、再放送もそう何度もできないとプロデューサーがブログだかＸ（ツイッター）だかで言っていた記憶がある。僕も地上波での再放送の時に気づいたら連ドラ第１話になっていて、パイロット版全２話は録画しそこねた。プロデューサーはその時がおそらく最後の再放送になると言っていたはず。

ちなみに花屋の店員役の波瑠は連ドラでは転勤したという設定でいなくなり、新たな店員として岡本あずさが登場している。