Riiisa

BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係のRiiisaのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

* 第一話・発現から物語は斬新だった。主人公が開始5分も経たず死んでしまったのだから。死者と対話できる刑事が事件を解決していくという今までにはなかった刑事スタイルのドラマで、内容もとても深い。

* 特に、第七話・敗北は印象的だった。権力のある父親にバカ息子のひき逃げ事件をあっさり握り潰されてしまったのだから。それでも、死者からの証言を頼りに無理矢理でも解決していくのかと思えば、なす術なく屈辱的にも題名通りの回になった。

* 思えば小栗旬演じる刑事の明暗が別れたのはこの辺からだと思う。最終話・越境で、人にはない能力のおかげで犯人が分かっていながらも、相手が一枚上手で逮捕できない、その自分の無能さ、無力さに完全に押しつぶされた結果が、衝撃のラストシーンに繋がっている。

* 人間の心は他人からは目に見えないし、自分の心ですら分からなくなる時がある。主人公は完全に自分を見失ったところにつけ込まれ、悪の道に走ってしまったのだ。そして、これは意外と私たちの身近で起きることなのかもしれない。