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安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~のnorisのネタバレレビュー・内容・結末

安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~(2013年製作のドラマ)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

キムタクは自分が安堂ロイドであるとは名乗っていない(ARX II-13と名乗っている)。沫嶋黎士といい、七瀬、星新造、小松左京子、栗山薫、葦母衣朔など、名前はすべて適当で、SFであるということ以外に意味はないのである。

アニメキャラそのものの本田翼といい、西荻弓絵の世界観は相変わらずマンガ的だ。アクションシーン以外は驚くほど退屈なのだが、不細工メイクで存在感を出している大島優子がストーリーラインの鍵を握っていると予想して見ていた。そして後半、ようやく話のテンポが小気味良くなってきたところでもう最終回。

結局、話はメチャクチャで、伏線が…とかそーゆーレベルですらなく、キャラも揺れてる。女子中学生の妄想レベルをあえてそのまま垂れ流している感じだった。

桐谷美玲のセカイ系っぽい台詞など赤面ものなのだが、しかし桐谷は今までで一番生き生きしていたようにも思う。

本作の最大の収穫は、ばっさー( 本田翼 )が見出されたことにある(復活のシーンなど感涙ものだ)。

私の予想した最終回は、柴咲コウがキムタクを原子還元処理するというものだったが、これは外れた。

2023/6/1追記
本作を見直したくて仕方ないのだが、どこでも配信していない。DVDを買うしかないのか。
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