
新潟県妙高山の麓、斐太村十日市。 大自然に抱かれたこの地で、 家族や村人たちに愛されすくすくと育った少年、堯(たかし)。 祖父・一作の教えを胸に、 大好きだった微生物の研究の道へとすすむ。 「人様の役に立つ人間になりたい—」 ただその一心で顕微鏡をのぞく毎日。 しかし道は遠く、幾多の困難が待ち受ける。 長い旅の先に見つけた、本当の「たからもの」とは・・・。 大自然が妙高の地に与えた生命力を、 野草を通じて酵素に変え、人々の健康長寿に貢献する。 戦後日本の酵素研究に人生のすべてを捧げた男、近藤堯の物語。
好奇心旺盛で、毎日のように疑問を追求する少年、堯(たかし)。しかし平穏で幸せな日々も長くは続かず、やがて戦争の影が・・・。そんなある日、進学した農学校で、その後の人生を決定づける運命的な出会いをする。
戦争が終わり、大好きな研究に打ち込む堯。頭の中は寝ても覚めても微生物のことばかり。堯がのぞく顕微鏡の中には、無限の可能性が広がっていた。「人様の役に立つ人間になりたい—」。これまで誰も成し遂げられなかった難題に挑戦する。
時代の大きな流れに抗えず、もがき苦しむ日々。自分の人生は研究に捧げる。そう決心した堯だったが、その道は険しく、大きな壁に突き当たる。「身近なところに意外な答えが・・・」。果たして堯は何を見つけたのか?
杉田の助言をヒントに、一歩前進する堯。生涯の伴侶との出会い、子宝にも恵まれ順風満帆に思えたそんな矢先、最愛の母・キトが病に倒れてしまう。果たして堯は、母を救うことができるのか—。
品質には絶対の自信があったが、販路を広げられず研究は頓挫。家族や友人の奔走で再建を目指す。その到達点とは—。
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