格差社会や暴力・凶悪な性犯罪など作中の97%くらいはドス暗いけど、残りの3%くらいで人間の善の部分を感じられる良いドラマだった。
最近のドラマかと思ったら5年も前の作品で驚いた。
作中で起こる出来事はとことん残酷で非情だけど、だからこそなのか、脇役含めたキャラクター達はみんな人情のある人達で、それぞれのさりげない優しさに癒された。
最終話では、序盤の鬱屈した冷たい雰囲気からは想像出来ないくらい爽やかな終わり方で晴れやかな気持ちに。作品の出来具合からも感じ取れるけど、最終話のエンドロールにスタッフと役者の集合写真をたくさん載せているのを見て、良い雰囲気の撮影現場だったんだろうなぁと思った。
無茶な展開もそんなになく、最後までちゃんと面白いドラマだった。
