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半沢直樹のhamaのレビュー・感想・評価

半沢直樹(2013年製作のドラマ)
4.2
10年ぶりに再視聴。
イッキ見。

展開知ってる中でのイッキ見だと、毎話ノルマの如く小さくても悪者が必ず出てきて逆転勝利するのは少し冗長。

他のNetflixにあるようなドラマと違いイッキ見する作品ではない。
週一で1話見て「今週も面白かった!来週まで待てん!」となる作品なんだなーって思った。
(TVドラマはそっちが正解だし。)

けどこの作品の1番好きなところは、そんな銀行のバトルストーリーではなく、堺雅人らの演技力。

内容を知っていても、彼らの迫力ある演技に結局手に汗握り、体に力が入る。
静かな口調からの突然迫力ある「どうなんだぁ!!」や「やれーー!大和田ぁーー!」と怒鳴る姿が本当に好き。
声の抑揚が素晴らしかった。

悪役が都合よく弱みがあったりボロを出したりで、ご都合主義の連続だけど楽しい。
野暮にツッコまず、水戸黄門やアンパンマンを観るような楽しみ方が正解だと思う。
とはいえラストと模擬金融調査で物的証拠が無かったのが少し残念だった。

そういうのもあり、続編合わせても三つ巴な西大阪支店編が1番好き。
(続編は続編で大和田たちの大袈裟演技が大好きです。)

金融庁調査など、自分が知らない世界のバトルを体感できるのも魅力。
またこのドラマは「子供のような卑怯で汚い嫌がらせを、大人の男が全力で行う」描写を丁寧に描いていて、当時子供だった僕には本当に衝撃的だった。
あと不正を暴こうとしてる主人公が都合の悪い資料の疎開や法律違反をやってるのとかも笑。

最終話を初視聴した当時、出向という結果に驚き、続編が待ち遠しかったなー。

僕はゴリゴリのZ世代なので今回視聴したときは「そんな酷い会社さっさと転職すればいいのに」と何度も思った。
優秀だから他でめっちゃ稼げてやりがいある仕事沢山ありそうなのに笑。

地味に好きなセリフ↓
本部の次長になるよう浅野支店長を脅したのに、「どんな手使ったんだ?」からの
→「さぁ?日頃の行いが良かったからじゃないか?」
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