せんな

平清盛のせんなのレビュー・感想・評価

平清盛(2012年製作のドラマ)
5.0
面白すぎて一気見しました…

源頼朝の目線で語られる、武士の世の礎を作った男・平清盛の物語。
濃密なストーリー、俳優たちによる胸に強烈に刺さるお芝居の数々、美しかったり全力で汚していたり目を引く美術等々、いいところを挙げ出せばキリがないくらい。

どの登場人物も残らず全員、と言っていいほど印象的な人ばかりだけど、中でも主人公・平清盛の存在感が抜群。「無頼の高平太」と呼ばれた若い頃から、世の頂点に君臨した晩年の清盛入道まで、鮮烈に演じ切った松山ケンイチさんお見事すぎる…!

特に好きな回を挙げるとすれば、23回「叔父を斬る」、30回「平家納経」、39回「兎丸無念」、46回「頼朝挙兵」、そして最終回「遊びをせんとや生まれけむ」あたりだろうか どの回も息を呑んで見入っていました。

全編を通して印象的に流れる、「遊びをせんとや生まれけむ」のメロディーが強烈に耳に残って、しばらく頭から離れなくなりました。超名曲!

「鎌倉殿の13人」、アニメ「平家物語」、映画「犬王」など、同時代を扱った作品にたくさん触れてきた今だからこそ、より楽しめたとも思います。今このタイミングでこの作品に出会えて、とても幸せでした…!!
せんな

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