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陽だまりの樹のotenbalunaのレビュー・感想・評価

陽だまりの樹(2012年製作のドラマ)
4.5
この作品は原作と横内謙介さん脚本の舞台への想い入れが強く、しばらくドラマを観ることをためらっていたけれど、今回鑑賞してみてとても良かった。
カットされてるエピソードがあったり、さらっと描かれてる部分はあるけど12回にまとめるために仕方ないのかな。
物語の初めの頃は20代後半、最後は40代近くと長期間を描いた作品だけど、血気盛んで道に迷ってた頃から最後は大人に成長していってるのがよく描かれていたし、万二郎の殺陣がすごい迫力だった。損をする事も多いけど、ああいう一本気な生き方は憧れる。万二郎と良仙の関係性も良い。
原作を読んだ時、手塚良仙(良庵)は手塚治虫の曾祖父と知って、歴史がすごく身近に感じた事を覚えている。世の中が大きく変化した時代、歴史に名を残さない普通の人々がどうもがきながら生きて行ったのかがわかる作品。
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