めちゃくちゃ面白かった！クソダサタイトルで敬遠してたけど、高評価に納得。ちょっと前の作品ですが、シナリオも映像も「ノッてる」感じでした。
タイムスリップものなので、細かいことは気にせず勢いで見るタイプの作品。
昭和的なノリのパク・グァンホ刑事（チェ・ジニョク）が、1986年から30年後にタイムスリップしてしまうのですが、当時追っていた事件が30年後につながっていきます。
「ゾンビ探偵」で堪能できたチェ・ジニョクのちょっと困ったような顔を、このドラマでも楽しめます。コミカルな演技と熱い演技の落差が絶妙。
現代の方の警察では、30年前に末っ子だったソンシク（チョ・ヒボン）がチーム長になっていて、親子ほどの年の差があるグァンホに敬語で話す姿は何度見てもおもしろいです。
同じチームのカンギヨンとキム・ビョンチョルもおもしろい。
グァンホとソリがあわないエリート刑事のソンジェがユン・ヒョンミンで、この二人の親子げんかのような会話もよかったです。
心理学教授のイ・ユヨン、めちゃし過ぎですが、徐々に心を開いて行く感じとストーリーがよくあってました。
いろいろ面白いシーンがあったのですが、ホ・ソンテとユン・ヒョンミンが田んぼでの殴り合いは、セットもない素朴なシーンなのに迫力があって印象的でした。
女性に対する暴力がイヤというほど出てくるのですが、「何時であろうが、どんな格好をしていようが、暴力を受ける理由にはならない」という内容のセリフがあって、ちゃんとこういうセリフが入るのが必要だなと思ったし、連続殺人事件を「数」として捉えるのではなく、一人ひとりの人生があって、遺族に警察が向き合う姿がちゃんと描かれていたのがとても良かったです。
