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ワンス・アポン・ア・タイム シーズン2のshunのレビュー・感想・評価

4.5
3年前にシーズン2の15話まで観たままにしていたのですが、ディズニー+で配信開始したので1から観直しついに過去の自分を追い抜かせました。

やはりこのドラマは伏線やフラッシュバックが多く、ほんの一瞬にも後につながる大事なことが隠れているので時間を空けて観るのはおすすめしません。
有名なおとぎ話のキャラクターたちが一つの世界で複雑に絡み合う。よくこんな脚本考えられるなあとつくづく感心してしまいます。

今回はこれまでのキャラに加え眠り姫ことオーロラ、ムーラン、フック船長やランペルの息子ベルファイアが主な新キャラです。
オーロラとムーランのコンビはこれからが楽しみだしフックはいい奴なのか裏切るのか全然分からなくて、でも超イケメンです。ベルファイアの過去もまだまだ明かされていないことがありそう。

あとはホエール先生の一件も印象に残ってます。終盤にはウェンディも登場しましたがストーリーブルック、魔法の森、不思議の国以外にも白黒の世界やネバーランドなどより世界が広がってきました。
次シーズンの舞台はネバーランドっぽいですね。ピーター・パンがどんな恐ろしい奴なのか気になる。

今回は母親としてのレジーナの一面が掘り下げられたのが良かった。辛い過去や簡単に受け入れてもらえない現実、ヘンリーを失ってしまうことへの不満が描かれていてただただ幸せになってほしいと思います。
白雪や町の人々は過去のこともあるからか彼女に対して厳しくて、「信じてあげたらいいのに!」と言いたくなる場面がたくさん。

そんな白雪も白雪で中盤に彼女の信念を揺るがす大きな出来事に直面。善の心の象徴であった彼女がこれからどうなってしまうのか注目ですね。デヴィッドはあまり活躍せず、正直うざいと思ってしまう場面もあった。
2人やエマはヘンリーのためと言って色々やるけど大体本人の意思を無視していることが多い。純粋に人を許し信じられる彼のような心は成長と共に失われてしまうのだろうか?

赤ずきんやリロイ、ホッパーなどお馴染みの面々はそれぞれ何度か活躍するエピソードはあったもののほぼモブという感じ。こんだけキャラ多かったらしょうがないだろうけど自然消滅だけはしてほしくないい…


世界中で親しまれるおとぎ話を全く新しい視点から語り直す「ワンス・アポン・ア・タイム」。どのキャラも人間臭くて共感できるポイントも多いし、話も壮大で毎度予測がつかず観ていて楽しい。CGはちょっとしょぼいけど手の込んだ脚本でカバーできてます。
ディズニー好きな人は絶対ハマるので観てほしい。まあ結構長いけど。
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