タロウ

エージェント・オブ・シールド シーズン2のタロウのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

『Marvel's Agents of S.H.I.E.L.D: S2/エージェント・オブ・シールド: シーズン2』


ニック・フューリーからシールド長官の任を与えられたコールソンが作る新たな"シールド"が動き出す。新たなメンバーも加え、未知の力"オベリスク"をめぐるヒドラとの戦いは激化の一途を辿る。さらに、突如現れる超能力者集団・インヒューマンズが物語をかき回す、、


 相も変わらず、面白かった。最高でした。オリジナルメンバーの六人に加え、ハンター、ボビー、マック、ハートリーが加入してめちゃくちゃ賑やかになった。特にハンターみたく突っ走るキャラ好き。

 けれどこれだけエージェントが増えれば、コールソンの行動に疑問を持つ者が出てくるのも自然なこと。前シーズンでもテーマだった「嘘・秘密・裏切りによる人間関係の移ろい」は今シーズンでも大々的に引き継がれていた。それらが明らかになった時は、もちろんショックだったけれどそう動かざるを得なかった明確な理由も後のエピソードできちんと描かれるので、それを知るとまた物語の見え方が変わる、本シリーズはそこが本当によくできた作品だと思う。

 ①宇宙人の地下都市破壊と②インヒューマンズとの和解・戦闘が今シーズンの大きなイベント。だが、今シーズンはそのどちらにも大きく関わるスカイの成長物語だったと思う。メイさんとの特訓でみっちり戦術を仕込まれただけあって、戦闘力は格段に上がっててバッタバッタと襲い来る者をなぎ倒していく姿は圧巻。加えてインヒューマンズとしてのパワーも強烈。使い方をマスターしてからはほとんど敵無し!

 けれどその力の使い方を教えたジャーイン、実の母が最後に立ちはだかることになるとは、、「誰にも邪魔されず、静かに暮らしたい。そのためには私たちの力を世界に分からせるしかない」というジャーインの考えも、彼女の境遇を踏まえると頷けるところもある。そんな彼女の計画を、エージェント(シールド)とインヒューマンズ、そして娘という三つの立場から物事を考えられる唯一の人物であるスカイが、止めに行く。いろんな葛藤を経た上での行動だと思うと、その覚悟がうかがい知れる。

 さて、シーズン3はいよいよウォードが本格的に敵として立ちはだかるのか?海に流れ出たテリジェンクリスタルの影響かなりヤバそう、、そしてシモンズ!!せっかくフィッツと良い感じになりそうなとこで!!こりゃ大変だ次も!楽しみだ!
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