侍戦隊シンケンジャーの34の情報・感想・評価

エピソード34
親心娘心
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鈴木パンナコッタ

鈴木パンナコッタ

侍戦隊シンケンジャー 第34話 親心娘心 「親の側に余裕が無くて義母を説得しきれず娘を手放してしまい、親に捨てられたと感じた娘と確執が生じる」という相対的な視点が描かれる。これをヒーロー番組の枠で30分にまとめるって驚異的だよ。前33話で親子の継承が描かれので、親子間のすれ違いが一層効く 非常に大人っぽくいい話を、演技でバッチリ見せるのがいいよね。突然親が現れて動揺したり、抱えていた感情を爆発させたり、表情で伝えてくるから安っぽさがまるで無い。と思えば巨大戦で組体操を始めたり、愉快なバトルもあり。キャラの掘り下げ回でこれだけの話をするのってスゴイよ。 あとドウコクがアクマロをシメる場面の怖さも良い。アクマロの計画が成功すれば得だし、失敗しても自分は損しないから放置。でも自分が追い出した奴を勝手に使うのはどういう了見だ?と足を刺す。人心掌握の手段として暴力を使うし、暴力を振るうことにためらいが無いのがリアルで怖いのよ。ヤクザか。