侍戦隊シンケンジャーの43の情報・感想・評価

エピソード43
最後一太刀
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鈴木パンナコッタ

鈴木パンナコッタ

侍戦隊シンケンジャー 第43話 最後一太刀 源太と十臓の絡みを活かして人間の情をたっぷりと見せ、後半でひっくり返す展開の上手さ。十臓の非人間性はこれまでも描かれてきたけど、それでも今回は度肝を抜かれた。ここで源太が立ち回るのがまた上手く、侍ではない出自が発揮された無駄のない構成。 「この世を守る使命のために、どこまで人間性を捨てるべきか?」という命題が突きつけられるが、侍ではない源太はその一線を超えられない。これは同時に、使命のために人生の全てを捨ててきた殿が抱えているものでもあり、振り返ると続く44話の伏線になっていることが分かる。 ただ、昔からアクマロの印象が薄いと感じていたけど、今回その理由がようやく分かった。アクマロ関連の話って基本的に太夫と十臓の掘り下げに終止してて、殿をはじめシンケン側と絡みが無い。それでアクマロ自体の影が薄いように感じていたんだろうな。