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14才の母のhiのネタバレレビュー・内容・結末

14才の母(2006年製作のドラマ)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

「子どもが生まれるって奇跡なんだね」そんな言葉が最後にあった。14歳と15歳の間での子ども、命の危険を伴う出産。日本では誰しも反対をする状況での妊娠だが、子どもへの愛があればなんとでもなる。2人なら乗り越えられると思った。生まれてくる子どもに罪はない。どんな状況であれ1つの命には変わらない。たった1つの愛、母性という何よりも強い信念があれば、望まれない子でも幸せに生きられるのだろうと確信できるストーリーが描かれていた。

世の中的に見れば、かなり暗い内容で、共感する人は少ないと思う。でも自分は辛い幼児期の体験から早く幸せな家庭を築きたい、子どもが欲しい、という考え方があるため、この物語を非常にポジティブな内容として捉えた。どんな逆境でも、幸せに生きる、子どもを守るという意志があれば明るい将来が待っている。そう思わせてくれる作品だった。

そういえば、なぜ「14歳の母」ではなく「14才の母」なのだろうと不思議だった。きっと、まだ若く未熟なイメージでの才であると同時に、天才や才能などのように、人よりも優れた強い意志を持っているという意味での14才だったのだと思う。
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