デラックス

慶次郎縁側日記2のデラックスのレビュー・感想・評価

慶次郎縁側日記2(2005年製作のドラマ)
4.0
再放送。第一回目。
赤ちゃんが産まれる多幸感から、
常蔵が醸す負のオーラまで、落差が
すごい45分。
常蔵役の若松武史さん、不透明な絵の具
みたいな存在感、よかった。
慶次郎の表情も落差が見ごたえあった。
名付けシーン、皐月って優等生だなあ。

第二回
浅利陽介さんがあさり売りか…(笑
冒頭、皐月の実父(林隆三さん)が佐七を
「辛気くさくてかなわん」と言う(苦笑
映画「地獄」で原田美枝子さんを
めぐり、ライバルだったからかしら…
などと妄想するのが楽しいわ。

第三回 女将さんメイン。
情け深さや器の大きさが
よく表れていた。
大人世代の恋、すれ違ったり、
思いが深く残ったり。しみじみした。

第四回 「佐七の笛」
どこを切っても名場面!アップ多め。
当ドラマのテーマ曲がこんなにも
心にしみるのは、きっと佐七手製
の笛だから、なのね…
(吹く人は半ちゃんこと長英さん?!)
どこまでもピュアな佐七に涙。

第五回 「親心」
乳母って大変な職業なんだ…

半裸で湿布を貼り合う根岸寮の熟年二人。
慶次郎ってモジャなのね。意外…
一方、佐七はつるつる系。美肌?!
対照的でいいコンビ。

第6回
録画失敗(涙、次週は再放送無し。トホホ

第7回 「あたりくじ」
久しぶりの放送。
穏やかな師走の午後、
つつがなく再放送があり、
ホッとする。まさに縁側日記な午後だ。

ゲストは佐野史郎さん。
お茶碗を持つ手の美しいこと!
(追記.安右衛門役、江原真二郎さん死去)
 一昨日の再放送で拝見したばかり…
 ご冥福をお祈りします。
 
第8回 「昔の女」 
慶次郎と同じ荷物を背負う辰吉。
…にしても、モテ男なのね、辰吉親分て。
今回の眼福は
蝮と辰吉が同じ画面に!
あまりの渋さに悶絶。ありがとうNHK !

おぶんは…あ、そうだ、
ドラマ「永遠の子」の子供時代の子だ!
こちらも父との確執をかかえる役。
なんとか幸せになってほしいものだ。

エンドの佐七のセリフは、
縁側暮らしの皆へのエールに聞こえた。
…余韻に浸れるドラマだ。

第9回 「花の下にて」
うーん、現代でも同じように複雑…

皐月は慈母観音か…勇気づられる人、
多いだろうな。

常蔵の見せ場は、舞台っぽい感じ。
辰吉って何歳?おぶん19才なんだけど…

最終回「祝言」
冒頭のおぶん、いつも力んだ表情の子、
だったが、辰吉との暮らし場面で穏やかな表情を見せる。なんだか安心した。

終盤、花ごろものおかみさんと、
号泣する慶次郎。この小説の
「キモ」なんだろな…

シリーズ次作「3」も再放送希望。
高橋英樹さんの芸能プロ、NHK に
プッシュして~!