嗚咽するくらい泣いた。
自分の好きなことが出来なくなり、当たり前が無くなっていく中で、不安や葛藤も増え、1人の少女が戦っていく。
両親の何も出来ない不甲斐なさも、
妹や弟のお姉ちゃんを誇りに思う気持ちも、
大切で忘れられないのも、
息子の将来を心配する気持ちも、
何より、未来が見えなくてずっと暗いあの不安も全部全部共感できて、苦しかった。
人は温かく、時に冷たい。
あぁ、世界って理不尽だなって思う。
私にはその理不尽に戦っていく勇気も気力もない。私が今、亜也ちゃんの立場だとしたら、強く生きてける自信もない。
ただ、今当たり前に過ごしてる毎日が、どれだけ素晴らしく、尊いものなのか、改めて実感した。
強く、全てに感謝して生きていきたいと思った。
人生においての視野を広げてくれる作品でした。