Yoco大観

ドラゴン桜のYoco大観のネタバレレビュー・内容・結末

ドラゴン桜(2021年製作のドラマ)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

ドラゴン桜2

【最終話】
最後のたたみかけで一気に最高のドラマに。
真の主人公藤井を始め、
桜木のおかげで成長できた東大専科7人。

結果として全員東大合格というわけにはいかなかったが
得るものはそれ以上だった。

最後の卒業式での桜木の言葉に尽きる。

「人生で1番大事なのは東大行くことでも
勝つことでも結果を出すことでもない、
お前らが目標に向かって過ごした1分1秒、自分の人生を変えようと努力した、その道のり、熱意、仲間への想い。それこそに価値がある。」



余計だなと思えた 学園売却のドラマの方も
教え子である2人が暗躍
さらには裏でシーズン1の矢島と香坂も動いてくれており
「持つべきものは教え子だな」と感じさせられた。
途中 助っ人として
緒方、小林、奥野の3人が成功者として
来てくれてファンとしては胸アツ。

ホントに教え子みたいな感覚になるのは
16年経って教え子たちが
実際に成長してるからなんだろうな

そして何より水野の存在。
自分を変えてくれた桜木先生への恩を忘れず
ひたすら真っ直ぐ突き進んだ
最高の教え子。
彼女がいてくれたから
復活できた桜木がある。
初めて水野に頭を下げ、感謝を述べる桜木。
ここで涙腺崩壊。

「お前らが真っ直ぐな想いで突き進む時、
その姿は誰かを動かす原動力になる。
自分を信じて真っ直ぐ突き進め。
そうすりゃいつかその姿は人に勇気を与え
希望を与える。
熱意、努力、思いやりは周りの人間をつき動かし巡り巡って社会を変えていく。
仲間がいる、輪を広げて。
"自分の信じる道を行け"」

自分の信じた道を突き進んだ結果
人生を変えることになった教え子が
逆に人生を変えてくれる。
これが教育だなと感じて胸がいっぱいになりました。

素敵なドラマ。



【3話】
専科の勉強がようやくスタート。
アウトプットさせるのは
大事なんだけどSNS利用は時間労力がかかりすぎるなあ。
でも「学習=本質を問う」という核心はついていた。
あと東大専科面がみんな素直でかわいい。
瀬戸=山Pポジ
女子2人かわいすぎ。
岩崎賢さ滲み出てる。

あと優等生藤井役のやつ嫌いやわー
役もあるけどシンプルに嫌いな顔笑

優等生藤井が
難しく考えすぎて負けるって
前作と完全に同じ展開すぎてさすがに笑った笑

その後藤井を嘲笑する周りのやつらに対して
桜木が説教。
「バカにバカと言って何が悪い?
これは親切です。」
世の中の仕組みを語り
「バカとブスこそ東大に行け!」
と往年の名言をぶつける。


…いやこれが初回でいいよ、、笑
ようやくドラゴン桜始まったって感じ!!!


【2話まで】
勧善懲悪的な展開が完全に日曜劇場。

眉なし不良が胸クソ役なのが
時代錯誤だし現実感ない。
校舎内でバイクブンブン学園ドラマは古すぎる。

1話では今のスマホ社会の問題を扱っていた。
「スマホやSNSで人を貶めるのも暴力だ!」と説教。その通りだと思う反面、あんな言葉で本当に動画撮る文化が終わるとは思えない。
むしろ校舎内にバイクで乗り込んできた
なんて格好のネタ提供じゃないか。
絶対炎上する。
さすがにご都合主義。

教え子の米山くんが東大不合格になって
さすがの桜木先生も思うところがあって…
という展開は
あの桜木先生の教育観を変えるのか!?
という期待もあったが
何か単なる復讐劇になりそうで不安。


あと龍山高校の再建じゃないなら
「ドラゴン桜」ってタイトルはどうするの。


日曜ドラマ特有の人間ドラマの方向に持っていく気なんだろうな。
人間ドラマは人間ドラマで面白いんだけど
もっとシンプルな受験勉強=青春!
みたいなドラマ観たかったな。
それを楽しみにしていたドラゴン桜ファンは寂しいな。

阿部寛のカッコ良さ、
長澤まさみ、紗栄子の尊さ、
みっちーの一般人感、
その他粒ぞろいの若手俳優陣、
キャストは最高。
特に三四郎相田 起用したの個人的にファインプレー。笑

最後まで観るのは観るだろうけど
前作を超える感動はないな。
Yoco大観

Yoco大観